旅行の準備で悩みがちなのが服の収納です。
「服になるべくシワをつけたくない」「コンパクトにパッキングしたい」など、考えることがたくさんあります。
荷物が嵩張ると、移動の時の荷物が重くなったり、バックの収納スペースが狭くなってしまうなどのデメリットがあります。
この記事では、月1回以上旅行に出かける筆者が、服をコンパクトに収納するコツやおすすめの収納グッズについて詳しく解説します。
コンパクトに衣類をパッキングして、旅行を快適に楽しみましょう。


旅行に関する服の収納でよくある悩み

旅行に関する服の収納で、よくある悩み3つを紹介していきます。
荷物が増えすぎてしまう
旅行の準備をしていると「あれも必要かもしれない」「あそこに行ったら、この服が着たい」など、服をたくさん詰め込んでしまい、荷物が重くなりすぎてしまうことがあります。
かくいう私も心配性な方なので「これが足りなかったらどうしよう」と、油断をするとすぐに荷物が増えてしまう一人です。
荷物を詰め込みすぎてしまうと重さで移動が大変になり、旅先で余計なストレスを感じてしまうことになります。
旅行をより楽しむためにも、必要なものを厳選し、余計な荷物を減らす工夫が大切です。
服がしわになる
旅行という非日常的な時間を過ごす時には「おしゃれを楽しみたい」という気持ちを抱く人も多いのではないでしょうか。
しかし、服を適当に畳んだり重ねたりしながらバックに詰めると、旅行先に到着した頃には服がグシャグシャになっていたり、シワだらけになっていたりすることがあります。
現地までなるべくきれいに服を運ぶためには、グシャグシャになりにくい収納をすることが大切です。
収納スペースが足りなくなる
お土産や現地で購入したものを持ち帰る際、バックに余裕がないと収納が厳しくなることがあります。
「行きは余裕があったのに、帰りにはバッグが閉まらない」という経験をした人も少なくないと思います。
キャリーケースで旅行に行く場合「コロコロと引っ張るから大丈夫」と、荷物を多く入れてしまいがちですが、あれこれ荷物を入れると収納スペースが減ってしまいます。
旅行の荷物では服などの衣類が、バックのスペースを取りがちなので、容量の余裕が感じられるパッキングをすることがポイントのひとつです。
服を収納する時のコツ

旅行の荷物をコンパクトにまとめるためには、服の収納方法を工夫することが重要です。
キャリーケースやバッグに服をコンパクトに収納するためのコツをご紹介します。
持っていく服を厳選する
旅行の服を選ぶ際は、旅行の日数を考えながら、必要最小限の服を選びましょう。
例えば、トップスは白や黒の無地など着回ししやすい色やデザインの服を選び、ボトムスは2着くらいに絞ると荷物を少なくできます。
冬の場合、アウターは嵩張りやすく何着も持って行くのは大変です。
2〜3泊程度であれば、アウターはひとつだけ持っていき、リセッシュなどを使いながら着回すのが良いでしょう。
飛行機に持ち込み可能なサイズの消臭剤については、こちらの記事に書いてあるので参考にしてください。

もしも、長期の旅行を計画しているのであれば、現地のコインランドリーなどで洗濯することも視野に入れましょう。
コインランドリーが近くにない場所に行く場合は、ホテルなどで簡易的な洗濯ができるアイテムを持参すると良いでしょう。
この記事の後半で紹介させていただきますが、アタックの「どこでも袋でお洗たく」がおすすめです。

私も旅行に慣れてない時は、荷物が多くなりがちでした。
最近は「最悪の場合、服は現地で買える」という気持ちを大切にして、なるべく荷物を少なくすることを意識しながらパッキングを行っています。
収納アイテムを活用する
衣類を収納するケース(パッキングキューブ)や圧縮袋を使うことで、荷物を効率的に収納できます。
衣類ケースを使用すると、服を「上着」と「ズボン」という形で分けたり、「すでに着た服」と「まだ着ていない服」という形に分けたり、整理しながら収納することができます。
また、圧縮袋を使えば、かさばる衣類をコンパクトにまとめられるので、バックの収納スペースを確保する時に役立ちます。



バッグの中で服がグシャグシャになったり、そのせいで他のものが取り出しにくく感じたことが、私が収納グッズを購入したきっかけです。
あまり目立たないものではありますが、旅行好きな私にとって、本当に買ってよかったと感じるアイテムです。
しわになりにくい畳み方
旅行先までシワにならずに衣類を持っていくためには、事前にシワになりにくいように畳んでおく必要があります。
服をしわになりにくく、コンパクトに畳む方法として「ミリタリーロール」というものがあります。
元々は米軍などで実際に取り入れられている畳み方らしいのですが、服をクルクルと巻くように畳む方法です。
最近は、災害対策で衣類をコンパクトにまとめる方法として、テレビなどで紹介されることもあります。
長袖シャツの場合、次の手順で畳むことができます。
- シャツのシワを伸ばす


2. 裾を裾を10〜15㎝折り返す


3. 胴幅が1/3になるように左右を折りたたむ。
この時、袖も折り畳む


4. 襟元からクルクルと巻いていく


5. 2で折り返した裾の部分まで巻いたら、折り返しを戻して、巻いた部分を包む


ミリタリーロールの方法をお伝えしたのですが、ここで注意点です。
ミリタリーロールは、Tシャツや下着、薄手のズボンなどには有効的な方法なのですが、セーターなど厚手の服は嵩張ってしまいます。
ですので、セーターなど厚めの服をパッキングすると際には、平べったく畳むことをおすすめします。
衣類のパッキングの例


この後で衣類を収納するためのアイテムについて紹介しようと思うのですが、その前にイメージしやすいように私のパッキング方法を紹介します。
「これが正しい方法」というわけでもないので、ひとつの例として参考にしていただければと思います。
私はバックパックで旅行に行くことが多いのでバックパックでの収納例を紹介していますが、キャリーケースでも使える方法なので、試してみてください。
今回は冬の2泊3日を想定して、次の荷物をパッキングしました。
※この中には、旅行に行く時に着ている服は含まれていません。
- セーター2着
- ズボン1着
- 長袖のTシャツ2着(ヒートテックなど)
- レギンス2着
- 靴下2足
- 寝巻き(ジャージ、ロンT、パンツ)
1. Tシャツなどをミリタリーロールで収納していく
まず、先ほど紹介したミリタリーロールという方法で、収納できるものからパッキングしていきます。
衣類全部のうち、次の3つをクルクルと折り畳みました。
- 長袖のTシャツ2着
- レギンス2着
- 寝巻き(ジャージ、ロンT、パンツ)
クルクルと折り畳むとこんな感じです。


そして、これらを衣類用の収納ケースに入れます。


靴下は1足ずつまとめ、衣類ケースの空いたスペースに入れます。


チャックを閉めれば完成です。


2. セーターやズボンを収納する
残りのセーター2着とズボン1着を収納します。
セーターは、分厚いためミリタリーロールには不向きです。
セーターは、平たく畳んでしまいましょう。


セーターやズボンを圧縮袋に入れたら圧縮し、先ほどとは別の収納ケースに入れます。


3. 梱包した衣類をパッキングする
先ほど収納ケースに入れた衣類をバッグにパッキングします。
私の場合はバックパックですが、キャリーバックでも大丈夫です。
バックパックに入れるとこんな感じです。


冬のパッキングはセーターとインナーを着たりなど厚着になるため、荷物が増えてしまいますが、冬を想定したパッキングでも、まだ他の荷物を入れる余裕があります。
冬場でこれだけ余裕があるので、他の春〜秋にかけてのパッキングは、さらに余裕を持ったパッキングをすることができます。
また、2日目以降は脱いだ服をどこかに入れる必要があるのですが、脱いだ服をそのままカバンに入れると中でグシャグシャになってしまいます。
ですので「そのまま洗える衣類ケース」を私は持参しています。
これは使用した衣類を入れるためのケースで、自宅に持ち帰ったあとや旅先などでそのまま洗濯することができます。
私は帰宅後に洗濯をすることが多いので、脱いだ服をこんな感じで収納しています。


すでに着た服とまだ着ていない服を同じケースに入れてしまうと、どれがまだ着ていない服か分かりにくくなってしまいます。
下の写真のように、着た服とそうでないものを分けておくと、一目でどれが着ていない服かが分かるので、おすすめの方法です。


服をコンパクトに収納するための便利アイテム5選


先ほどの「服を収納する時のコツ」や「パッキングの例」でも軽く触れたのですが、私も実際に使っている旅行の服をコンパクトに収納するための便利アイテムを紹介していきたいと思います。
【無印良品】ポリエステルたためる仕分けケース M


先ほどのパッキング例でも使用していた、無印良品の「ポリエステルたためる仕分けケース M」の紹介です。
衣類ケース(パッキングキューブ)は、衣類を「下着とトップス」や「1日目の服と2日目の服」というようにカテゴリー別に収納できるアイテムです。
その中でも、私は無印良品の「ポリエステルたためる仕分けケース M」を愛用しています。
ポリエステル製なので、薄くて軽くて持ち運びがしやすいことが特徴です。
100均などでも似たようなものがよく売られていますが、これはあまりおすすめしません。
100均の衣類ケースは、チャックが壊れやすくパンパンに服を詰めるてしまうと、チャックの部分が壊れてしまう可能性が高いです。
それに対し、無印良品の仕分けケースはチャックの部分がしっかりしているので、数年使用していますが、まだ壊れたことはありません。
軽くて頑丈という理由から、無印良品のポリエステルたためる仕分けケースをおすすめします。
以前、Sサイズのものを購入したのですが、小さすぎてあまり使い道がありませんでした。
Sサイズではなく、Mサイズを選ぶことをおすすめします。
【無印良品】そのまま洗える衣類ケース


「そのまま洗える衣類ケース」は、洗濯ネットの素材を使用した衣類ケースです。
脱いだ服を入れておけば、旅行中や帰宅した後に、そのまま洗濯機に入れて洗濯することができます。
私は旅行の準備の段階では折りたたんでバッグの中に入れておき、翌日などに脱いだ服をこの中に入れています。
着た服をこの衣類ケースに入れることで、「すでに着た服」と「まだ着ていない服」とを分けることができるので、バッグの中を整理することができます。
【TAVILAX】旅行用圧縮袋


次に紹介するのは、衣類用の圧縮袋です。
私は無印良品の「衣類用圧縮袋」を使用しているのですが、この記事ではTAVILAXの「旅行用圧縮袋」をおすすめしたいと思います。
無印良品の圧縮袋も作りが頑丈で気に入っているのですが、空気を抜く作業に少しコツが入ります。
それに対して、今回紹介するTAVILAXの旅行用圧縮袋は、上の画像のようにクルクルと巻くだけで圧縮をすることができます。
また透明な収納袋と黒色の収納袋があり、黒色の収納袋は「バッグを開けたときに下着を見られたくない」という方のニーズに応えているアイテムだと思います。
圧縮袋は、衣類が嵩張りやすい冬のパッキングでもバッグに余裕ができるようになるので、買ってよかったと思えるアイテムです。
他にも、温泉に行った後など濡れたタオルをこの圧縮袋に入れておけば、周りの荷物を濡らさなくて済みます。
持参しておけば、いろんな場面で活躍してくれる袋です。
【花王】携帯用リセッシュ除菌EX 香りが残らないタイプ


花王の「旅行用リセッシュ除菌EX」は、旅行中に使用できる携帯用の消臭スプレーです。
荷物を極力減らしたい場合、冬の2泊3日の旅行程度であれば、アウターは1枚だけ持参し、リセッシュでニオイ消しや除菌をしながら着回すことができます。
アウターは特に嵩張りやすいので、リセッシュが1本あれば、かなり荷物を減らすことができます。
ちなみに、飛行機には液体制限があるのですが、このリセッシュは容量が70mlなので、国内線・国際線のどちらでも機内に持ち込むことができます。
コンパクトなので、荷物に追加しても負担になりにくい消臭スプレーです。



「どうしても着回しは嫌。他にもアウターを持っていきたい」という方は、荷物が嵩張ってしまいますが、先ほど紹介した圧縮袋でコンパクトに収納して持っていきましょう。
【アタック】どこでも袋でお洗たく


Attack(アタック)の「どこでも袋でお洗たく」は、長期間の海外旅行などにおすすめのアイテムです。
どこでも袋でお洗たくがあれば、ホテルの宿泊先などで洗濯をすることができます。
専用の袋に汚れものを入れて、水と洗剤を加えたら、振ったりつけ置きにしたりして洗濯をします。
旅行用にも使えますが、アウトドアや災害の際にも使えるので、ひとつ自宅にあると便利なアイテムです。
まとめ
この記事では、旅行での衣類をパッキングするコツやおすすめの収納用のアイテムについてお伝えさせていただきました。
旅行の準備の段階であまり多くの衣服を入れてしまうと、重くなったりバックのスペースの余裕が無くなったりして、ストレスを感じやすくなってしまいます。
着回しができる服を選んだり、収納ケースなどを活用したりすることで、コンパクトに衣類を収納することができます。
コンパクトなパッキングをして、快適に旅行を楽しみましょう。