ソロキャンプ用の焚き火台選びに迷っていませんか?
belmont(ベルモント)の焚き火台「TABI」は、ソロキャンプを楽しむ方に、非常におすすめしたい焚き火台です。
この記事では、僕がなぜTABIを選んだのかというポイントに加えて、実際に使ってみて良かった点と、デメリットと感じた点について、お伝えしたいと思います。
ベルモント「TABI」とは?
メーカー | belmont(ベルモント) |
素材 | 本 体:チタニウム(厚さ:0.3mm) 脚・網:18-8ステンレス |
サイズ | 使用時:237×360×170mm 収納時:178×360×15mm |
重さ | 総重量:約478g (本体:約298g、側板:約29g、網:約96g、グリルエクステンション:約55g) |
耐荷重 | 火床:約15kg 網:約5kg グリルエクステンション:約3kg |
ベルモントは、新潟県三条市にあるアウトドアメーカーです。
1999年に設立され、現在でもアウトドア用品の約9割は燕三条地域の町工場の最先端の加工技術で作られています。
ベルモントの焚き火台「TABI」は、軽量コンパクトなことが特徴のチタン製の焚き火台です。
ソロキャンプをするのに適したサイズ感の焚き火台で、付属の網を使用し、焚き火調理をすることができます。
また、グリルエクステンションを取り付けると全面にクッカーなどを乗せることができ、更に焚き火調理がしやすくなります。
ちなみにTABIには、廃盤のBM263と呼ばれるモデルと、現行品のBM246があります。
グリルエクステンションは、現行品であるBM246にしか付属していないので、購入する場合は、そちらを購入するようにしましょう。
僕が「TABI」を選んだ理由
それでは、僕がなぜTABIを購入したのかについてを紹介していきます。
軽い&コンパクト
僕が、TABIを購入した一番の理由なのですが、軽くてコンパクトということが理由です。
一人で荷物を持ち運ばなければいけないソロキャンプでは、荷物を軽くするということは、とても重要なことです。
上の画像は、TABIの本体の部分なのですが、チタンでできています。
チタンという素材は、薄く加工することができるため、チタン製のキャンプグッズは、軽量のものが多いです。
実際に、TABIも全てのパーツを合わせても478gの軽さで、非常に軽い焚き火台です。
また、TABIは収納すると、とても薄くて、コンパクトになります。
付属の袋に収納すると、下の画像のように収納することができます。
とても薄いので、バックパックなどに収納する際も、邪魔にならずに収納することができます。
ソロキャンプで使うのにちょうどいいサイズ感
TABIの使用時のサイズは、237×360×170mmの大きさで、ソロキャンプにちょうどいい大きさです。
あまりサイズが大きすぎると、荷物が嵩張ったり、片付けが大変になるので、TABIのコンパクトサイズが、ソロキャンプにはちょうど良いです。
ちなみに、上の写真のフライパンは、「ココパン モーニング」というフライパンで、こちらもソロキャンプ用のフライパンとして、とても気に入っているアイテムです。
気になる方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
燃焼効率が良い
僕が、TABIを選んだ3つ目の理由なのですが、これは燃焼効率が良いという口コミがあったからです。
当たり前ではありますが、火を燃やすためには、酸素が必要です。
焚き火台の構造で、空気の通り道が十分に確保できない焚き火台もしばしばあるのですが、TABIは、上の画像の矢印の部分のように切り込みが入っています。
この切り込みの部分が、空気の通り道になっており、効率的に火を燃やすことができます。
僕は、口コミで「燃焼効率が良い」と聞いて、この焚き火台を購入したのですが、実際にこの焚き火台を使用してみて、火が燃えやすいと感じています。
TABIを実際に使って良かったところ
先ほどは、僕がこの焚き火台を購入した理由をお伝えしたのですが、今度は実際に使ってみて、良かったと感じている点を紹介していきます。
組み立てが簡単
上の画像がTABIのパーツなのですが、パーツも少なく、シンプルな構造なので、すぐに組み立てることができます。
ソロキャンプでは、一人で、テントやチェア、焚き火台を組み立てる必要があるので、焚き火台の組み立てが簡単にできるというのは、意外と嬉しいポイントです。
一度組み立て方を覚えてしまえば、短い時間で組み立てることができます。
チタンブルー
チタンは、熱を加えると青く発色するという特徴があるのですが、TABIの本体はチタンでできているので、使っていくたびに良い味が出てきます。
ちなみに、チタンを加熱して、青く発色した部分のことをチタンブルーといいます。
キャンプグッズの中には、使用感が出てくるにつれて、カッコ良さが上がってくるアイテムがあります。
チタン製の焚き火台であるTABIも、そのようなグッズの一つと言えるでしょう。
洗いやすい
TABIは、洗いやすく片付けがしやすいです。
TABIは、分解して洗うことができるので、後片付けをスムーズに行うことができます。
ちなみに、下の画像は、ユニフレームのファイヤグリルという焚き火台の本体なのですが、焚き火台の隅っこのところなどが洗いにくく、後片付けに時間を使ってしまうことがあります。
TABIは、ファイヤグリルのように洗いにくくない作りなので、後片付けが楽ちんです。
キャンプの後片付けは、結構労力を使うので、片付けを簡単にできるのは、嬉しいポイントです。
網と火床との距離が近いので、炭が使える
上の画像のように、TABIは、火床と網の部分の距離が近いです。
この距離が、離れてしまうと、炭での調理は、熱が伝わりにくくなり難しくなるのですが、TABIはこの距離が近いので、炭での調理も可能な焚き火台です。
肉を焼いたり、魚を焼いたり、炭で調理をしたい気分の時もあるので、薪だけでなく、炭を使って調理できるというのは、嬉しいポイントです。
TABIのデメリットや実際に使って残念だったところ
ここまでは、TABIの良いところを中心に紹介しましたが、今度は、TABIのデメリットや、実際に使ってみて残念と感じたポイントについてお伝えしていこうと思います。
参考にしてみてください。
価格が高い
TABIの価格は、1万円を超えるため、少し高めです。
ここまで紹介してきたように、気に入っているポイントが多いので、今では満足していますが、実際に買うまではしばらく悩みました。
価格は高めですが、実際に使ってみて満足度は高いです。
本格的にソロキャンプをしたい人に、本気でおすすめしたい焚き火台です。
焚き火シートが必要
TABIは、上の画像のように火床と地面との距離が近いです。
そのため、熱が地面に伝わりやすかったり、火の粉が地面に落ちたりする可能性が非常に高いです。
ですので、焚き火シートを使って、キャンプ場の地面や芝を保護する必要があります。
キャンプ場の地面の保護は、マナーでもあるので、必ず使用するようにしましょう。
焚き火シートを購入する際は、耐熱温度が500℃以上あるかどうかを目安にして、購入しましょう。
サイズは、だいたい「80cm×60cm」や「90cm×60cm」くらいの大きさがおすすめです。
大きい薪を乗せるのは、あまりおすすめできない
公式や、口コミで言っている方もいるのですが、上の画像のように横の天板を外せば、長めの薪も乗せることができます。
しかし、火のついた薪をこの状態で使用するのは、下に火が落ちたりする可能性もあるので、個人的にはあまりおすすめしません。
基本的に、下に焚き火シートを敷いて使用しますが、それでも極力下に火が落ちるリスクは減らしたいので、薪は短めのものを買うか、長めのものは切って使用するようにしましょう。
本体が曲がる
本体が薄いため、焚き火台として使用したあと、上の画像のように曲がって変形することがあります。
手で曲げてある程度戻せますが、多少曲がり癖がついてしまいます。
ただし、使用するのに困ることは特にないので、そこまで気にしなくて大丈夫でしょう。
網と火床との距離が近いので、焚き火での調理はコツがいる
これは、先ほども使用した画像なのですが、火床と網との距離が近いので、薪をメラメラと燃やして調理をするのには、あまり向いていません。
ですので、薪で調理をする場合は、熾火(おきび)で調理することをおすすめします。
熾火とは、薪を燃やしてしばらくすると、着火した薪が炎を上げずに、芯の部分が真っ赤に燃える状態のことです。
火力が強すぎると、食材が焦げたり、中まで火が通らなかったりするので、調理をする際には熾火で調理をしましょう。
まとめ
この記事では、僕も愛用しているベルモントの「TABI」という焚き火台を紹介させていただきました。
軽量で取り扱いがしやすいので、ソロキャンプを本格的に楽しみたいという方にもおすすめの焚き火台です。
TABIは、火床と地面との距離が近いので、使用する場合は、必ず焚き火シートを使用するようにしましょう。