ソロキャンプを始める時の醍醐味と言っても良いのがテント選びです。
初めてのキャンプで失敗しないためには、どのようなテントを選べば良いのでしょうか?
この記事では、初心者の方に向けて、ソロキャンプ用のテントの選び方とおすすめのテントを5つ紹介します。
テントの種類と特徴
後からお話しする、テントの選び方の解説がわかりやすいように、自立式テントと非自立式テントの違いや、テントの種類ごとの特徴について、先に説明させていただきます。
テントの形状の種類はいくつかありますが、今回は、ソロキャンプのテントとして主に選ばれる、「ドーム型テント」、「ワンポールテント」、「パップテント」について、解説します。
自立式テントと非自立式テント
テントには、自立式テントと非自立式テントがあります。
ざっくり言うと、ロープを張らなくても本体と骨組みだけで立つテントを「自立式テント」、ロープを張らないと立たないテントを「非自立式テント」と言います。
上の写真で言うと、左側のドーム型テントはペグを使わなくても設営することができますが、右側のティピーテントは、ペグを使わないと設営することができません。
このように、ドーム型テントやトンネル型テントは「自立式テント」、ワンポールテントやパップテントは「非自立式テント」に分類されます。
非自立式テントは、ロープを固定するために地面にペグを打ち込むため、地面が硬いような場所では設営が困難な場合があります。
ワンポールテントやパップテントもカッコよくて素敵ですが、最初のひとつ目のテントとしては、設営する場所を選ばない、「自立式テント」を選択するのがベターでしょう。
ドーム型テント
ドーム型テントは、ソロキャンプ初心者に最もおすすめするテントです。
定番のテントで、テントと聞くと、この形を思い浮かべる人も多いと思います。
ドーム型テントの特徴は、設営のしやすさと、風に強いということです。
設営とは、テントを建てたりすることを指すのですが、ロープなどを使用しなくても、フレームを組み立てていくだけで設営できるので、初心者の方でも比較的短時間で設営することが可能です。
慣れれば、10分程度で設営できます。
また、半球型の構造により、安定性が高いので、風にも強いという特徴があります。
先ほど説明したように、ドーム型テントは、自立式テントなので、設営場所を選ばず、どこにでも設営することができます。
ワンポールテント(ティピーテント)
ワンポールテントは、中心に一本のポールを立てて設営するシンプルな構造が特徴です。
テントの周りにペグを打って、中心のポールを立てるだけなので、設営も比較的簡単です。
また、ワンポールテントは、おしゃれなデザインが多く、キャンプ場での見た目も魅力的です。
ワンポールテントは、ポールが少なくて済むので、軽量で、持ち運びがしやすいです。
また、天井が高いこともワンポールテントの特徴で、立ったまま着替えたり、テント内での活動がしやすいものが多いです。
ただし、ワンポールテントは、慣れたら簡単に設営できますが、非自立式のテントなので、慣れるまではテントの設営に多少時間がかかるかもしれません。
居住スペースは、他のテントと比べると、狭さを感じるかもしれません。
パップテント
パップテントは、元々軍隊で使用されていたテントをモチーフにしたもので、男心をくすぐるデザインであることが特徴です。
軍幕テントと呼ばれたりもします。
ドーム型テントなど、設営が簡単なテントと比べると、設営に多少時間がかかります。
前面の布を張り上げることで、タープとして使用することもできます。
無骨なキャンプをしてみたいという方に、おすすめのテントの種類です。
初心者向けのテント選びのポイント
それでは、テント選びのポイントを解説していきます。
サイズ
テントのサイズは、ソロキャンプの場合、基本的には一人用のテントをおすすめします。
これは、ソロキャンプの場合、荷物を持ち運びするのは、自分だけなので、できるだけ荷物は軽く・コンパクトにしたいということが理由です。
ですが、必ずしも一人用でないといけないわけではありません。
バックパックや荷物を置く、収容スペースが十分に欲しい場合は、二人用のテントを選ぶことも選択肢の一つです。
自分のキャンプスタイルや、持ち運びをする方法によって、適切なサイズのテントを選びましょう。
軽量性
初心者がソロキャンプ用のテントを選ぶ際、テントの重さ、つまり軽量性も重要なポイントです。
車でキャンプ場まで移動する場合は、さほど荷物の重さを気にしなくても良いですが、どんなに重くても5kg以内のものを選びましょう。
それ以上重くなると、持ち運びが大変になってしまいます。
基本的には、2kgから3kgの範囲内のテントがおすすめです。
徒歩で荷物を持ち運びしなければいけないなど、、荷物を最小限に抑えたいキャンパーは、1kg未満の超軽量テントを選びましょう。
自分のキャンプ場までの移動方法を考えながら、テントの重さをどの程度まで許容できるかを検討しましょう。
設営のしやすさ
初心者がソロキャンプ用のテントを選ぶ際、設営のしやすさも考慮するべきポイントです。
初めてのキャンプで複雑なテントを設営するのは結構なストレスになります。
シンプルで直感的に設営できるテントを選びましょう。
設営のしやすさで選ぶのであれば、「ドーム型テント」や「ワンポール」テントがおすすめです。
耐水圧
耐水圧とは、生地がどれだけの水圧に耐えられるかを示す指標です。
耐水圧が高いと、強い雨が降っても、テントの内部に雨が入ってくるのを防ぐことができます。
次の表が、耐水圧の目安です。
耐水圧 | 説明 |
---|---|
250mm | 一般的な、ナイロン傘の耐水圧です。 |
500mm | 小雨や霧雨に対応可能な程度。 |
1,500mm | 中程度の雨に対応可能。 ソロキャンプ用テントとして最低限必要な耐水圧。 |
3,000mm | 強い雨や豪雨にも耐えることができる。 |
テントを選ぶ際には、最低でも1,500mmの耐水圧を持つものを選ぶと安心です。
ここで注意点なのですが、耐水圧は高ければ高いほどいいというものではありません。
耐水圧が高くなると、通気性が下がるので、結露の原因となったり、夏にはテント内が暑くなってしまいます。
このことから、1,500mmから2,000mm程度の耐水圧のテントが、耐水性と快適さを兼ね備えたおすすめの選択と言えるでしょう 。
費用
ソロキャンプ用に限らず、テントの値段は数千円から何万円のものまで、幅広い値段のものがあります。
個人的には、最初のテントは、数千円〜1万円台の低価格帯のテントを選ぶことをおすすめします。
というのも、低価格帯のテントでも、十分にキャンプを楽しめるスペックのものも多いですし、テントを使っていった時に、「このようなテントが欲しいな」と、新しいこだわりが生まれてくることもあるからです。
そのような時に、高額のテントを買ってしまうと、後悔してしまうこともあると思うので、初心者の方は、まずはリーズナブルなテントを選ぶのが良いと考えています。
おすすめのソロキャンプ用テント5選
それでは、個人的におすすめするソロキャンプ用のテントを5つ紹介したいと思います。
スノーピークなど、人気のブランドもありますが、今回は初心者の方におすすめしたいテントということで、コールマンやバンドックなど、コスパの良いテントを中心に紹介しています。
【Coleman(コールマン)】ツーリングドームST
ブランド | Coleman(コールマン) |
寸法 | 310cmx 210cmx 105cm |
重さ | 4 キログラム |
耐水圧 | 1,500mm |
【コールマン】ツーリングドームSTは、ソロキャンパーに非常に人気のテントです。
特におすすめしたいポイントが設営のしやすさで、初心者の方でも短時間で組み立てが可能な構造となっています。
また、テントの横幅が210cmもあるので、寝るだけなら大人二人が寝ることができる広さがあります。
この記事では、ソロキャンプでテントを使用することを想定しているのですが、テントの室内が広いことで、荷物を置くスペースもしっかりと確保されています。
強いてデメリットを上げるとするのであれば、重さが4キロあり、多少重たいということです。
バックパックに入れてなどの移動には向いていないので、車やバイクでキャンプ場に移動する方におすすめです。
【BUNDK(バンドック)】ソロドーム
ブランド | BUNDOK(バンドック) |
寸法 | 150cmx 200cmx 110cm |
重さ | 1.88キログラム |
耐水圧 | 3,000mm |
【バンドック】ソロドームは、キャンプ芸人のヒロシさんも愛用しているテントです。
先ほど紹介したコールマンのツーリングドームと比べると、室内が狭いですが、一人は十分に寝ることができ、少し狭いですが前室もあるため、荷物を置いておくこともできます。
重さが、1.88kgと軽いので、荷物をコンパクトにしたい方におすすめです。
また、耐水圧が3,000mmと高いため、ある程度激しい雨にも耐えることができるスペックを持っています。
設営も一度使い方を覚えてしまえば、すぐに設営をすることができます。
実は、僕も数年使っているテントです。
他にも、いくつかテントを持っていますが、設営の簡単さから、このテントを選んでキャンプに行くことが多いです。
【BUNDOK(バンドック)】ソロティピー1TC
ブランド | BUNDOK(バンドック) |
寸法 | 240cmx 240cmx 150cm |
重さ | 4.8キログラム |
耐水圧 | 3,000mm |
こちらは、【バンドック】のソロティピー1TCです。
名前の通りティピー型のテントで、個人的には、ドーム型のテントよりも、カッコ良さやオシャレさが増すのがティピー型テントの魅力であると思います。
身長が高い人は、もう少し高さが欲しいなーと感じるかもしれませんが、ソロで使うのであれば十分なスペースです。
ただ、このテント4.8kgと結構重いのです。
その理由は、なぜなのでしょうか?
答えは、テントのフライシート(外側の生地)にあります。
大半のテントは、ポリエステル生地なのですが、このテントは、ポリエステルとコットンの混紡生地を使用しています。
ポリエステルなどの化学繊維の生地と比べると、燃えにくい素材なので、テントの近くで焚火を楽しむことができます。
(完全に火の粉を防げるわけではない点は要注意)
また、非自立式のテントなので、キャンプ場の地面がペグを打てるような環境かどうかは、把握しておいた方が良いでしょう。
かっこよく焚き火を楽しみたいキャンパーにおすすめのテントです。
重さがあるので、車で移動する方以外は、避けた方が良いかもしれません。
【Coleman(コールマン)】インスタントアップドーム
ブランド | Coleman(コールマン) |
寸法 | 210cmx 90cmx 100cm |
重さ | 4.2キログラム |
耐水圧 | 1,500mm |
こちらは、コールマンのインスタントアップドームです。
名前に「インスタント」という単語が入っているように、設営と撤収が簡単にできるというデザインが特徴です。
下の画像のように、ワンタッチで、骨組みを設営することができます。
慣れてしまうと、10分以内での設営も可能です。
【BUNDOK(バンドック)】ソロベース
ブランド | BUNDOK(バンドック) |
寸法 | 360cmx 190cmx 110cm |
重さ | 4.4キログラム |
耐水圧 | 1,500mm |
こちらは、バンドックのソロベースです。
パップテントであり、非自立式のテントなので、ロープワークも必要で、設営がドーム型のテントよりも時間がかかるというデメリットがあるのですが、無骨なキャンプに憧れる方にはおすすめのテントです。
パップテントには、他のテントにはないカッコ良さがあります。
上の画像のようにインナー(蚊帳)を付けたり、付けなかったり、その時の気分によって変えることができます。
また、ポリコットン製の生地をフライシート(外側のシート)に使っているので、焚き火などの火の粉にも強いテントです。
ポリコットンの生地ということもあり、多少重さはありますが、化学繊維のようにペラペラではないので、高級感もあります。
まとめ
今回は、ソロキャンプをこれから始めたいという方のために、テントの選び方やおすすめのテントを紹介しました。
この記事で紹介したおすすめのテント5選を参考に、自分に合ったテントを見つけていただければと思います。
お気に入りのテントが見つかったら、ソロキャンプを存分に楽しんでください。