【これだけで大丈夫】これから落語を楽しみたい方におすすめする本3選!

落語 本 おすすめアイキャッチ

この記事では、これから落語鑑賞を趣味にしたいという方に向けて、おすすめの本を3冊紹介したいと思います。
これらの本を読むことで、落語会場(寄席)への入り方やマナー、落語の演目の内容などを知ることができます。

とりあえず、これらを読んでおけば、初めての落語鑑賞を楽しむことができる本です。
もっと言えば、とりあえずは、最初に紹介する1冊だけでも読んでおくと、だいぶ落語鑑賞がイメージしやすくなると思います。

落語の楽しみ方については、こちらの記事でも解説しているので、参考にしてみてください。

目次
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おすすめの本3選

それでは、これから落語鑑賞をしたい方におすすめの本を3冊紹介したいと思います。

ゼロから分かる!図解 落語入門

ゼロから分かる!図解落語入門

まず紹介するのは、世界文化社の「ゼロから分かる!図解 落語入門」です。

この記事では、僕が実際に読んでみて、落語初心者におすすめしたい本を3冊紹介しているのですが、「これから落語鑑賞デビューをする!」ということが目的であれば、正直これ一冊で大丈夫と思えるくらいの良書です。

まず、初めて落語に行こうと思った時に次のようなことが気になると思います。

  • 「会場(寄席)に行ったら、チケットはどこで買うのか?」
  • 「開演したら、どんな流れでプログラムが進んでいくのか?」

僕も落語鑑賞デビューする際に、これら2点が気になり、こちらの本を購入させていただきました。

イラスト付きで、入り口横の小窓(テケツと呼ばれる場所)でチケットを買えばいいことや、開演後は、一番太鼓から始まり、前座から、最後のトリの落語家が話すまでの流れを紹介してくれています。

演目と演目の間には、座布団を裏返すのですが、座布団の縫い目をなぜ観客の方に向けないかなどの豆知識も解説くれているので、これから落語を学びたいという方は、楽しく読み進めることができると思います。

それだけでなく、落語の構成、古典落語や新作落語の違い、江戸はどんなところだったか、落語の階級についてなど、落語を聞くにあたって、知っておいた方がより楽しめる情報が、盛り込められています。

また、イラストも文字の量もあまりごちゃごちゃしない程度に描かれているので、読みやすさがある点もこちらの本を進める理由です。

すけさん

この本の後半には、2018年時点の情報ではありますが、注目の落語家198名が簡単に紹介されているページがあり、初めて落語に行った後に読み返してみると、「あ!この人今日出てた!」という気づきがあったり、初めて落語に行った後も楽しむことができます。

マンガでわかる落語

マンガでわかる落語

2冊目は、春風亭正吉さん著書の「マンガでわかる落語」です。

春風亭正吉さんは、笑点でも有名な春風亭昇太さんの弟子で、東京大学を卒業後、落語家になられたという異色の経歴の持ち主です。

「東大卒の人が書いた本だから難しいんじゃないの?」とい印象を持たれる方もいるかもしれませんが、全くそんなことはありません。

序盤では、新宿にある末廣亭の写真をベースに、それぞれの席の楽しみ方などを解説してくれています。

この本をおすすめする一番のポイントは、古典落語の50演目を漫画で解説してくれているところです。

これまで落語を聞いたことがない人からすると「ネタバレするけど、大丈夫?」と思う方もいるかもしれませんが、基本的に落語は、ネタバレOKです。
特に昔から伝えられている古典落語については、例えば同じ演目でも、「この人の芝浜は泣ける」とか、「この人の初天神は、面白い」とか、落語家による演出の違いなどを感じるというのも、落語の楽しみ方のひとつです。

ちなみに、古典落語の数は、800ネタあると言われており、現在も話されている演目は300ネタほどあると言われています。
この本では、300のうちの50もの演目をマンガで紹介してくれているので、かなりの割合のネタを学ぶことができます。

すけさん

紹介している演目も、落語家さんが書いた本というだけあって、落語ビギナーの方が聞いても、そんなに難しくないような演目をチョイスしてくれているという印象があります。
いくつか知っている演目を増やしたいという方には、こちらの本がおすすめです。

古典落語 100席

古典落語 100席

最後に紹介する3冊目は、PHP文庫の「古典落語 100席」という本です。
立川志の輔さんが、監修されています。

ここまでに紹介した本よりも、より古典落語の演目というものにフォーカスされた本となっています。
特にイラスト少なめで、活字で本を読むのが好きという方にはおすすめです。

イメージ的には、一つの演目について、見開きの2ページで紹介しているので、さほどストレスなく読み進められます。

2冊目の本を紹介した時の理屈で言うと、現在も落語家が話している古典落語の演目が300程度と言われているので、そのうちの100席も知ることができれば、3分の1はこの本で、大まかなあらすじを抑えることができます。

すけさん

単行本もあるのですが、文庫本の方がサイズもコンパクトなので、個人的には文庫本の方がおすすめです。

まとめ

この記事では、これから落語鑑賞に行きたいという方に向けて、おすすめの落語関連の書籍を3冊紹介しました。

個人的には、最初に紹介した「ゼロから分かる!図解 落語入門」が最初の1冊としておすすめです。
この本の補足として、「マンガでわかる落語」か、「古典落語 100席」があれば良いのでは、ないでしょうか。

落語は、一度行ってみるとそんなにハードルが高いものではないので、本を読んでみるのももちろんいいですが、ある程度インプットできたら、まずは気軽に落語を見に行ってみることをおすすめします。

みんなで、落語を楽しみましょう。

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