「海外旅行に行くことになったけど、財布やスマホなどの貴重品を盗まれないか不安だ」と感じている人もいるのではないでしょうか。
実際に、海外は日本と比べスリや置き引きなどの被害が多いという実態があります。
スリからしてみると、特に旅行者が狙いやすく、気づかないうちに貴重品を盗まれるというケースも少なくありません。
そう聞くと不安に感じるかもしれませんが、セキュリティ対策を考慮したバッグを選ぶことで、被害のリスクを大幅に減らすことができます。
この記事では、スリに狙われにくいバッグの特徴や、筆者がおすすめするバックパック・ボディバッグ・セキュリティポーチを紹介した上で、実際にどのように防犯対策をしているかについても解説しています。
「財布を盗まれないか心配」「海外旅行は怖い」というイメージもあるかもしれませんが、対策を十分にしておけば、必要以上に恐れる必要はありません。
しっかりと準備をして、旅行を楽しみましょう。


なぜ海外旅行では、スリ対策が必要なのか

海外やその主要な観光地では、貴重品を狙ったスリやスキミング被害というものが後を絶ちません。
この記事を読んでくれている読者の方は「旅行をするならスリ対策をした方が良い」「事前の準備が大切」という防犯意識の高い方が多いと思うので、まずは観光地でのスリ被害の実態と狙われやすいバッグの特徴について解説していきます。
観光地でのスリ被害の実態

パリやローマなど人気の都市だけでなく、アジア各地の繁華街や交通機関でも多くのスリ被害が報告されています。
例えばフランスの場合、2023年に日本大使館や総領事館などに寄せられた日本人の被害件数は216件であり、そのほとんどがスリや置き引きの被害だという報告が外務省からされています。
特に、エッフェル塔、ルーブル美術館などの観光地や、地下鉄などの公共交通機関で多くの日本人がスリの被害者となっています。
また、レストランやカフェでは置き引きの被害が多く発生しています。
そのようなことを聞くと「海外に行くのが怖い」と思うかもしれませんが、しっかりと対策をしておけば大丈夫です。
実際に僕もこの記事で紹介するバッグを使ってフランスに旅行に行ったのですが、特に危ない場面もなく、無事に帰宅することができました。

フランスについて少しネガティブな情報を伝えてしまいましたが、すごく良いところでフランス人の方も優しい人が多かったです。
スリが多いとされる場所でも、しっかりと対策をして安心して旅行を楽しんでくださいね。
狙われやすいバッグの特徴とは


スリに狙われやすいバッグにはいくつか特徴があります。
例えば、ロック機能がないバックパックは、死角からチャックを簡単に開けられてしまうため、盗難リスクが高いです。
チャックがなく口が開いたままのトートバッグもスリが中の荷物を取りやすいので、あまりおすすめできません。
また、旅行中は「おしゃれをしたい」という気持ちもわかるのですが、ブランドバッグなど「中身に価値がありそう」と思われる見た目のバッグを持っていると、スリのターゲットになりやすい傾向があるので避けた方が良いでしょう。
さらに、最近ではスリに加えてスキミング犯罪への対策が重要です。
スキミングとは、クレジットカードやパスポートの情報を特殊な機械を使って盗みとる手口で、スキミング防止機能のないバッグに入れていると情報を抜かれる恐れがあります。
スリやスキミング被害のリスクを減らすためには、防犯性の高いデザインのバッグを選ぶことが非常に重要です。
スリを防ぐためのバッグ選びの基本


先ほどもお伝えしましたが、スリなどの防犯のためには、どのようなバッグを選ぶかが非常に重要です。
スリを防ぐためにどのようなバッグを選べば良いのかと、バッグの使い分けについて解説します。
スリに強いバッグの3つの条件
スリ対策を重視するなら、バッグ選びにおいて特に注目すべきポイントが3つあります。
次の3つです。
- 開けにくい構造
- 体に密着した持ち方ができる
- 目立たない・高級感のある印象を与えないデザイン
1つ目は「開けにくい構造」です。
ファスナーが隠れていたり、カラビナや南京錠でロックできる設計であれば、盗難もされにくく、スリのターゲットになる可能性も低くなります。
2つ目は「体に密着した持ち方ができる」ことです。
例えばボディバッグであれば、斜めがけで胸の前で持てるため、スリが犯行を行いにくいです。
また、背中で背負うバックパックの場合でも、電車や人混みの中では体の前に荷物を抱えることで、盗難リスクを抑えることができます。
そして3つ目は、「目立たない・高級感のある印象を与えないデザイン」です。
例えば、ブランドのロゴが大きく入っている革製のバッグは「中身も高価なものが入っていそう」とスリに思わせてしまいターゲットになりやすいです。
高級ブランドのロゴがなく、落ち着いたカラーのバッグなど、日常使い感のあるバッグのほうがスリに狙われにくいため、安全でおすすめです。
この3つの条件を満たすバッグを選ぶことが、スリのリスクを大きく減らし、安全な旅行を行うためのポイントです。
メインバッグ・ボディバッグ・セキュリティポーチの違いと使い分け


スリ対策を考えて、バッグの種類ごとの特性を理解して、用途ごとに使い分ける方法がおすすめです。
まず、キャリーケースやバックパックなどのメインのバッグは、収納力に優れているため、出発地からホテルに行くまでの長距離の移動をする時に最適です。
ボディバッグは、ホテルにバックパックなどのメインの荷物を置いて、観光地に向かう時に向いています。体の前でバッグを持てるので、防犯性も高いです。
また、スマホや財布、公共交通機関のICカードへのアクセスもスムーズで、防犯性と実用性を両立できるバッグと言えます。
最後のセキュリティポーチは、パスポートや現金などの最重要アイテムを肌身離さず携帯するための防犯アイテムです。
衣服の下に装着できる薄型タイプや、スキミング防止素材を使ったモデルを選ぶと、スリ・スキミング犯罪の両方に対応することができます。
この3種類のバッグを状況に応じて使い分けることで、スリのリスクを抑えながら、快適で安全な旅行を楽しむことができます。
おすすめのバックパックと盗難対策


メインとなるバッグは、キャリーケースとバックパックのどちらを選んでも良いのですが、僕は「坂道や階段の移動がしやすい」「両手が塞がらない」という理由でバックパックを愛用しています。
そのため、この記事ではバックパックについて解説させてください。
スリに強いバックパックの特徴
スリに強いバッグパックについてなのですが、まず注目するべきポイントは、メインポケットのファスナーが開けにくいかどうかです。
例えば、バックパックの背面側にジッパーがあり他者から目立ちにくいものや、ジッパーに南京錠をつけることができるタイプのバックパックはスリから狙われにくいです。
また、防刃素材(カッターなどで切れにくい生地)を使用したバックパックであれば、ナイフなどによるバックパックの切り裂き被害から荷物を守ることができます。
おすすめのバックパック


僕が愛用しているおすすめのバックパックは、キャビンゼロというメーカーのミリタリータイプのバックパック36Lです。
メインポケットのジッパーの根元には穴が空いており、南京錠を取り付けることができます。
先ほど、防刃素材のバックパックがおすすめとお伝えしたのですが、こちらのバックパックは残念ながら防刃素材ではありません。
防刃素材で、海外旅行に実用的なサイズになると5万円台など高価なものが多く、なかなか手が届かない価格です。
このバックパックは、防刃機能はついておりませんが、このバックパックの生地の頑丈さは1000デニールという数値があります。
1000デニールがどのような強さかというと、非常に厚手で、耐久性が高く、軍事的な用途や重負荷をかけるアウトドア用品など、負荷のかかる環境で使用される強さです。
また、下の写真のように外側には横向きにコードが張り巡らされています。


ですので、万が一、切り付けられても刃が引っかかり、一発で中身が出てしまうことはないと思います。
むしろ、もしも自分がスリであるなら、このバックパックは切り付けても中身が取れそうにないので、ターゲットからは外すでしょう。
このような理由で、防犯レベルも高いバックパックだと考えているので今でも愛用しており、実際にこれまで国内外ともに盗難被害に遭ったことはありません。
このバックパックについて詳しく知りたい方は、こちらを参考にしてください。




キャビンゼロのバックパックの使用例&盗難対策


では、僕が実際にこのバックパックを使用している時に行っている防犯対策について紹介します。
メインポケットのジッパーに南京錠をつける


これが一番の対策かもしれませんが、メインのジッパーに南京錠を取り付けています。
南京錠をつけていることで、スリから防犯意識が高い人と認識されるためターゲットにされにくく、物理的にもチャックを開けられにくくなります。
南京錠については、こちらで詳しく解説しているので、参考にしてください。


防刃対策で一番外側のポケットにはクリアファイルや雑誌を入れている


先ほど、防刃被害にも遭いにくいデザインであるとお伝えしたのですが、被害に遭う可能性はゼロではありません。
そのため、僕は万が一切り付けられてもいいように外側のポケットには雑誌やクリアファイルなどを入れて、メインポケットのものを盗まれにくいようにしています。
また、一番外側のポケットは南京錠で施錠することはできないので、盗まれても被害が少ないような安価なものを入れています。
本当に不安なときはレインカバーをかける


海外旅行で初めての場所に行く時は、治安がどのような場所か分からず、地下鉄などの移動が不安なこともあります。
盗難の不安が強い時は、雨が降った時用のレインカバーを装着してしまう方法もおすすめです。
外からチャックの位置も見えず、カバンの中にもアクセスできないため、より防犯機能を強めることができます。
置き引き対策で、もうひとつ南京錠を用意


置き引き対策として、ワイヤーが伸びるタイプの南京錠をもう一つ用意しておくと良いです。
海外旅行では、時差ボケや疲労などからつい気が緩んでしまうことがあり、そのような時に置き引きの被害に合うリスクが高まります。
ただ、ずっと気を張っているのも現実的に難しいし、精神的にも疲れてしまいます。
そのような時に、ワイヤータイプの南京錠があれば、外食中などの際、近くの椅子やテーブルに固定することで、バックパックを盗まれるリスクを下げることができます。


おすすめのボディバッグと盗難対策


重たいバックパックや大きなキャリーバックを持って、ずっと観光地を巡るのはなかなか無理があるため、サブバッグとして防犯性の高いボディバックを持っておくことをおすすめします。
ボディバッグの特徴
ボディバッグは、高い防犯性と機動力が両立できるバッグです。
体の前にバッグがあるデザインなので、貴重品を視界に入れることができ、スリの被害に遭いにくくなります。
また、必要最低限の荷物をコンパクトに持ち歩けるので、移動も苦にならず、快適に観光を楽しむことができます
さらに、最近では防水加工やスキミング防止機能を備えたモデルも登場しており、セキュリティ面を重視する方にもおすすめできるバッグです。
おすすめのボディバッグ


おすすめするのは、リバーフライヤーというメーカーのセイファス(SAFASS)ボディバッグ(機能強化モデル)です。
ジッパーのところには、カラビナを取り付けられる大きさの穴があり、背面には隠しポケットもあるなど、防犯機能が高いデザインとなっています(カラビナは別売りです)。
また、スキミング防止ポケットもあるため、クレジットカードなどを安心して入れておくことができます。
そして、デザインもシンプルでスタイリッシュな見た目なので、どのような服にも合わせることができます。
このボディバッグはこちらの記事で詳しく紹介しているので、詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。




リバーフライヤーのボディバッグの使用例・盗難対策


では、僕が実際にこのボディバックを使用している時に行っている防犯対策について紹介します
バッグを絶対背中側にしない


バッグを背中側に持って行ってしまうと、荷物が死角となるためスリ被害に合う可能性が高くなってしまいます。
そのため、必ず体の前側に荷物が常にあるようにしています。
メインポケットのジッパーにカラビナをつける


リバフライヤーのジッパーには大きめの穴があるため、上の写真のようにメインポケットのジッパーにはカラビナを取り付けることができます。
こうすることで、スリからチャックを開けられにくくしています。
カラビナは、横の部分に隠すことができるので、見た目も気になりません。


ただし、カラビナは別売りなので100円ショップなどで別途購入する必要があります。
キーチェーンにコードで財布とスマホを接続する


このボディバッグの中には、キーチェーンがあります。
万が一、スリに財布やスマホを引っ張られても盗まれないように、下の写真のように100円ショップのコードで財布とスマホを接続しています。


キーチェーンに接続することで物理的に盗まれにくいだけでなく、うっかりポケットの中に財布を入れてしまったり、食事中にテーブルの上にスマホを置いてしまうなどして、スリに合ってしまうというリスクを避けることができます。
ちなみに財布は無印良品のトラベルウォレットを使用しており、リングがついているためキーチェーンと接続することができます。
また、スマホに関しては、チェーンと接続できるような穴がついてあるスマホケースを使用しています。




バックパックで移動する時は、ボディバックをバックパックに入れている


バックパックで移動する時は、ボディバックをバックパックの中に入れています。
これは背中にバックパックを背負いながら、体の前にボディバックがあると、体の前にも後ろにも注意を向けないといけないので、荷物の管理が難しいためです。
あと、見た目的にも少しダサいということも理由の一つです。
バックパックにボディバッグを入れる時は、南京錠での施錠を絶対忘れないようにしましょう。
クレジットカードはスキミング防止ポケットに入れる


クレジットカードのスキミング犯罪を防止するため、スキミング防止機能のあるポケットにカードを入れています。
パスポートをここに入れることもできるのですが、パスポートは入国審査やホテルのチェックインをしてしまえばあまり出番はなく、絶対に盗まれたくないものなので、僕はよりセキュリティの高いセキュリティポーチに入れています。
セキュリティポーチについては、この次の章で紹介させていただきます。
おすすめのセキュリティポーチと盗難対策


パスポートや現金など絶対盗まれたくないものは、より防犯性の高いセキュリティポーチの中に入れておくことがおすすめです。
防犯レベルの高いセキュリティポーチの特徴
セキュリティポーチは、旅行中のパスポートやクレジットカード、現金などの貴重品を肌身離さず持ち歩くための最強の防犯アイテムです。
中でも防犯レベルが高いセキュリティポーチには、次のような特徴があります。
1つ目のポイントは、衣服の下に着用できる薄型設計であることです。
体に密着させて装着することで、外から見ても分かりにくく、スリに合うリスクを下げてくれます。
素材が柔らかく、通気性があるものであれば、長時間の着用でも快適さを保つことができます。
2つ目のポイントは、スキミング防止機能を備えているセキュリティポーチです。
スキミング防止機能があれば、クレジットカードやICチップ付きパスポートの情報を盗まれるリスクを防ぐことができます。
貴重品を確実に守りたい方にとって、セキュリティポーチは「最後の砦」となってくれます。
おすすめのセキュリティポーチ


貴重品を肌身離さず安全に持ち歩きたい方におすすめなのが、リバーフライヤーのセキュリポというセキュリティポーチ「セキュリポ」です。
先ほど紹介した、防犯レベルの高いセキュリティポーチの特徴を全て抑えているセキュリティポーチと言っても過言ではありません。
セキュリポは、厚さ1.7㎝の薄型設計で衣服の下に着てもかさばらず、自然に身に着けることができます。
また、スキミング防止機能があるため、クレジットカードやパスポートの情報を盗まれる心配もありません。
収納ポケットも複数あるため、パスポート、現金、クレジットカードの整理をスマートに行うことができます。
ベルト部分は、肌ざわりのやさしい素材が使われているため、長時間着用してもストレスを感じにくいデザインとなっています。
セキュリポについては、こちらの記事を参考にしてください。


リバーフライヤーのセキュリポの使用例・犯罪対策


では、僕が実際にセキュリポをどのように使用しているかについて紹介します。
スキミング防止ポケットにパスポートとクレジットカードを入れている


スキミング防止ポケットにパスポートを入れています。
そうすることでスキミング被害を防ぐことができます。
また、ボディバッグにもクレジットカードを入れているのですが、万が一、盗難に合った時のためにクレジットカードの予備をセキュリポの中に入れています。
現金はジップロックに入れて、セキュポの中に


現金はジップロックに入れて、セキュリポの中に入れています。
これは、財布で入れてしまうと分厚くなってしまい、服の上からでもセキュリティポーチが目立ちやすくなってしまうことが理由です。
ボディバッグの財布には必要最低限のお金を入れて、セキュリポの中に予備のお金を入れています。
他の荷物が盗まれた時の連絡先などを書いた紙を入れている


万が一、バックパックやスマホが盗まれた最悪の場合を想定して、旅行先の日本大使館の連絡先やそこに行くまでの地図を印刷した紙をこの中に入れています。
ただし、最終手段なので、この紙を使わなくて良いように、最大限の盗難対策を行っています。
バッグ選び以外のスリ対策
スリ対策はバッグ選びだけでなく、旅行中の行動や意識の持ち方も非常に重要です。
いくら防犯性の高いバッグを持っていても、外食中に椅子に置いたままトイレに行ってしまうなどすると、すぐに盗まれてしまいます。
そのため、防犯に対する意識を高めておくことが大切です。
まず基本となるのが、人混みや観光地での警戒心を持ち続けることです。
人が密集するような場所ではバックパックを体の前に持ち替えたり、スマホで写真を撮るのに夢中にならないなど、相手にスキを見せないようにしましょう。
また、貴重品を分散しておくこともリスク管理として有効です。
カードや現金、パスポートをひとまとめにしておくと、一度荷物を盗まれた時の被害が大きくなります。
被害に合わないように気をつけることはもちろん大切なのですが、万が一スリに合った時の被害を最小限にすることも、重要な対策です。
まとめ
旅行を安全に楽しむためには、スリ対策は欠かせない準備のひとつです。
特に海外の観光地では、スリや置き引きといった盗難被害が多く報告されており、ちょっとした油断が思わぬ被害につながる可能性があります。
この記事では、スリ被害の現状から狙われやすいバッグの特徴、そして防犯性の高いおすすめのバッグや、実際どのように使用しているかについて紹介させていただきました。
防犯対策は、「やりすぎだ」と思うくらいがちょうど良いとも言われます。
しっかりと準備をして、心から安心できる旅行を楽しんでください。









