国内で楽しむアート旅行!アート旅行の魅力&おすすめ美術館

国内アート旅行

国内旅行でアートを楽しむなら、おすすめしたい場所がたくさんあります。
忙しい日常から離れて、美しい風景とともにアートを楽しむことで、新たなインスピレーションを得ることができるでしょう。

この記事では、アート旅行の魅力や美術館選びのポイントを伝えた上で、国内でおすすめの美術館やアートスポットを紹介します。
次の旅の計画の参考にしてみてください。

すけさん

筆者自身、アート旅行が趣味なので、自分の経験も交えながらお伝えしていきます。

目次
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アート旅行の魅力

国立新美術館の写真

アート旅行の魅力のひとつは、非日常感です。

普通に観光地に行くだけでも、もちろん非日常感はあると思いますが、アート旅行では、アート作品を鑑賞したり、美術館という普段行かないような場所に行くことで、非日常感が倍増します。

また、アート旅行は、感性を豊かにし、自分自身と向き合う機会を与えてくれます
作品を見ながら、「この絵は可愛くて好きだな」「この人は、どういう思いで、この絵を描いたのだろう?」など、自分自身と対話をしたり、向き合ったりする貴重な機会となります。

友人などとアート旅行に行く場合は、アート作品の好きなところを共有しあったり、建物自体がおしゃれな場所も多いので、一緒に写真を撮って、SNSなどにアップするのも良いでしょう。

このように、アート旅行は単なる観光以上の価値を提供してくれる旅のスタイルです。
美しい風景や名所を楽しむだけでなく、少しだけでもアートを取り入れると、より思い出深い旅行になると思います。

アート旅行での美術館選びのポイント

美術館を歩く男性

それでは、アート旅行での美術館選びのポイントについて解説していきます。

アクセスの良さ

電車

アート旅行を計画する際、美術館のアクセスの良さは非常に重要なポイントです。

旅行では、1泊2日や、2泊3日など、使える時間に限りがあります。

どうしても行きたい美術館がある場合は別ですが、無理なく観光地に立ち寄ることができため、アクセスが良い美術館を選ぶことをおすすめします。

例えば、駅から近い美術館や、主要な観光地からアクセスしやすい美術館は、観光とアート鑑賞を両立させる上で非常に便利です。
また、旅行中に何箇所か美術館を巡る場合、各美術館の間の移動が楽であるほど、時間も有効的に使えますし、体の負担を軽減させることができます。

すけさん

慣れない土地での移動は、知らず知らずのうちにストレスが溜まるものです。
アート旅行に限らず、アクセスが良いということは、旅のストレスを軽減させることができます。

特別展の開催状況

モネ展の看板

美術館を選ぶ際には、特別展の開催状況をチェックしましょう。

ここで、特別展についてなのですが、基本的に美術館には、常設展と特別展というものがあります。
常設展は、その美術館が所蔵しているコレクションを主に展示しているものです。
それに対して、特別展というのは例えば「モネ展」や「ジブリ展」のように、特定のテーマやアーティストにフォーカスされた展覧会で、大規模なものが多いです。

特別展では、普段見ることのできない貴重な作品や資料がを見ることができます。

すけさん

特に有名な特別展の場合、事前にチケットを購入しておかないと、当日に入場できないこともあるため、オンラインで予約のできそうなものは、あらかじめチケットを取っておくことをおすすめします。

併設のカフェ

国立新美術館のカフェ

美術館には、併設のカフェが設置されているところも多く、おしゃれなお店や美味しいお店も多いです。

美術館と一緒に楽しめるカフェを目的に、場所を選ぶのもおすすめです。

上の写真は、六本木にある「国立新美術館」にあるカフェです。おしゃれですよね。
ここは、映画「君の名は」にも出てきたカフェです。
映画を観た人は、わかるかもしれませんが、奥寺先輩と瀧くんがデートをした場所です。

また、別の場所ですが、東京都現代美術館のカフェのビーフストロガノフも写真映えもして、美味しかったので、思い出深い一品です。

東京都現代美術館のカフェ

今回紹介した場所以外にも、魅力的なカフェがたくさんあるので、アートと合わせてカフェも楽しんでみてください。

フォトジェニック・インスタ映え

下瀬美術館の入り口

美術館は、建築物自体がおしゃれな場所も多いので、フォトジェニックな場所を探して、美術館を選ぶのも面白いです。

上の写真は、広島県にある「下瀬美術館」の写真です。
入り口も綺麗ですが、中に入るとこのような景色も見ることができます。

下瀬美術館の展示室

世界の美しい美術館にも選ばれた場所なので、フォトスポットとしてもおすすめの場所です。

すけさん

良い写真が撮れたら、いい思い出として心に刻まれるし、人に伝える時にも感動が伝わりやすいので、旅行においての写真は、意外と大事なポイントです。

国内でアート旅行におすすめの都道府県&美術館

日本地図

では、アート旅行におすすめの都道府県と美術館を紹介していきます。

東京都

東京の夜景

東京都は、日本のアートシーンの中心地であり、アート旅行を楽しむのに最適な場所です。
アートを中心に楽しみたいという方には、東京がおすすめです。

首都東京ということもあり、アクセスも抜群ですし、美術館の数もたくさんあります。
また、特別展も大規模な展覧会が開催されることも多いです。

たくさんおすすめしたい場所があるので、どこから紹介しようか迷うのですが、美術館巡りの経験が少ない人でも楽しめそうなところをいくつか紹介したいと思います。

上野エリアの美術館・博物館

上野駅
名称HP
東京都美術館https://www.tobikan.jp/
国立西洋美術館https://www.nmwa.go.jp/jp/
上野の森美術館https://www.ueno-mori.org/
東京国立博物館https://www.tnm.jp/
国立科学博物館https://www.kahaku.go.jp/
東京藝術大学大学美術館https://museum.geidai.ac.jp/

まず、東京で美術館巡りといえば上野エリア。
上野動物園も近くにあるエリアで、いろいろな美術館や博物館が徒歩圏内に集まっています。

大規模な展覧会が多いのは、「東京都美術館」「国立西洋美術館」「上野の森美術館」「東京国立博物館」なので、この4つの美術館や博物館に行くのがおすすめです。

美術館のコレクションでいうと、西洋絵画が好きな方には「国立西洋美術館」、日本に関する伝統的な美術品を見たいのであれば「東京国立博物館」に行くのが良いでしょう。

上に、上野駅近辺にある美術館や博物館のホームページを紹介しています。
ホームページでは、それぞれの常設展や特別展の情報もあるので、参考にしてみてください。

すけさん

国立西洋美術館の入り口前には、有名なロダンの「考える人」なども展示されていますよ。

六本木エリア

国立新美術館
国立新美術館
名称ホームページ
国立新美術館https://www.nact.jp/
森美術館https://www.mori.art.museum/jp/

六本木エリアもアート旅行におすすめで、紹介したいのが、「国立新美術館」と「森美術館」です。

まず、国立新美術館について紹介します
国立新美術館では、大規模展覧会が開催されることが多く、おしゃれな場所ということもあって、若いカップルや女性同士のお客さんの姿も多く見受けられます。

また、先ほど紹介した映画「君の名は」に出てきたカフェも併設されているので、「聖地巡礼」という意味でも良いと思います。

すけさん

企画展の会期中の金曜日と土曜日は20時まで開館してるので、筆者は出来る限り夜に行くようにしています。
夜の国立新美術館は綺麗でテンションが上がります。

夜の国立新美術館
夜の国立新美術館

2つ目の場所は、「森美術館」です。

森美術館は、六本木ヒルズのにある現代アートの美術館です。
国内外の現代アートを中心に、最先端のアート作品を紹介しています。
建物の高層階にあるため、展示だけでなく、東京のパノラマビューを楽しむこともできるのが特徴です。

新宿エリア

SOMPO美術館の入り口
名称ホームページ
SOMPO美術館https://www.sompo-museum.org/

新宿は、おすすめの美術館がたくさんあるというわけではないのですが、SOMPO美術館はぜひ行ってほしい場所です。

というのも、ゴッホの代表作である「ひまわり」は、世界に7枚あるといわれているのですが、そのうちの1枚をSOMPO美術館が所蔵しています。

フィンセント・ファン・ゴッホ「ひまわり」1888年12月〜1889年1月
フィンセント・ファン・ゴッホ「ひまわり」1888年12月〜1889年1月(出典:Wikipedia

世界的な名画に出会える機会は、なかなかないと思うので、ぜひ見に行ってほしいと思います。

すけさん

東京都は、もっともっと紹介したい美術館があるのですが、またの機会にして、別の地域も紹介していきます。

京都府

京都
名称ホームページ
京セラ美術館https://kyotocity-kyocera.museum/
京都国立近代美術館https://www.momak.go.jp/
細見美術館https://www.emuseum.or.jp/
福田美術館https://fukuda-art-museum.jp/

京都府は、歴史的な文化遺産とアートが共存する独特の魅力を持つ地域で、アート旅行に最適な目的地です。

京都市内でおすすめの美術館は、京セラ美術館」「京都国立近代美術館」「細見美術館です。
こちらは、その中の一つの京セラ美術館の写真です。

京セラ美術館
京セラ美術館

「京セラ美術館」「京都国立近代美術館」「細見美術館」のいずれも平安神宮に近い場所にあり、アートと観光名所を合わせて楽しむことができます。
少しだけ離れていますが、観光で人気な祇園や東山エリアともバスや電車などでアクセスできる距離にあるので、アクセス面でもおすすめの場所といえます。

また、観光で人気の嵐山エリアですが、この近くにもおすすめの美術館があります。
それが、「福田美術館」です。

福田美術館
福田美術館

日本画を中心に展示してある美術館で、素晴らしい絵がたくさんあるのに混雑していることが少ないので、穴場的なスポットです。

すけさん

京都は、美術館だけでなく、寺や神社など、歴史的な観光地もたくさんあるので、そういった意味でもおすすめのエリアです。

兵庫県

神戸
名称ホームページ
兵庫県立美術館https://www.artm.pref.hyogo.jp/

兵庫県、特に神戸エリアが、アート旅行におすすめです。

まずおすすめするのが、兵庫県立美術館です。
建築家・安藤忠雄による設計で、近代的なデザインが特徴のこの美術館は、建物自体がアート空間で、フォトスポットとしても人気の場所です。

兵庫県立美術館の螺旋階段
兵庫県立美術館の青リンゴ

また、アート作品がたくさん展示されているわけではないのですが、「プラトン装飾美術館(イタリア館)」も可愛らしい場所でおすすめです。
プラトン装飾美術館は、神戸市にある異人館の一つで、クラシックなヨーロッパの雰囲気を感じられる美術館です。

プラトン装飾美術館
プラトン装飾美術館

その他にも、六甲山では、六甲ミーツ・アート芸術散歩というアートイベントが毎年開催され、自然とアートが一体となった作品が展示されます。

岡山県

倉敷の美観地区
名称ホームページ
大原美術館https://www.ohara.or.jp/

岡山県の中でも、倉敷市にある「大原美術館」がおすすめです。

大原美術館

大原美術館は、倉敷市の美観地区にあります。
大原美術館のコレクションには、世界的に有名な西洋の名画がたくさんあります。
その中でも特に有名なのが、エル・グレコという芸術家の「受胎告知」です。

エル・グレコ「受胎告知」1590年
エル・グレコ「受胎告知」1590年(出典:Wikipedia

この絵は、1590〜1603年くらいに作られた絵で、日本でいうと豊臣秀吉が天下統一したくらいの時代です。

エル・グレコの作品だけでなく、ルノワール、モネ、ゴッホ、ゴーギャンといった有名芸術家たちの作品も展示されています。

また、この大原美術館は、原田マハさんという小説家の「楽園のカンヴァス」という作品にも登場してくる美術館です。
この作品を読んで、大原美術館に行くと、聖地巡礼的な意味合いでも楽しむことができ、楽しさが倍増します。

石川県

金沢21世紀美術館のプール
出典:金沢21世紀美術館
名称ホームページ
金沢21世紀美術館https://www.kanazawa21.jp/

石川県のアート旅行で外せないのが、金沢21世紀美術館です。

金沢市の中心部に位置する美術館で、現代アートを中心に作品を所蔵しています。
館内には、体験型の作品がいくつか展示されており、特に人気なのがレアンドロ・エルリッヒの「スイミング・プール」です。
まるでプールの中に入っているかのような錯覚を味わえる作品で、写真映えするスポットとしても注目されています。

国内外の現代アーティストの作品が充実しており、現代アートに親しむ絶好の場所です。

神奈川県

横浜
名称ホームページ
ポーラ美術館https://www.polamuseum.or.jp/
箱根彫刻の森美術館https://www.hakone-oam.or.jp/
箱根ガラスの森美術館https://www.hakone-garasunomori.jp/

神奈川県は、東京に隣接しているため、その気になれば、東京の観光と合わせて、遊びに行けるエリアです。

神奈川でおすすめしたいのが箱根エリアで、特におすすめなのがポーラ美術館です。
周りが美しい自然に囲まれた環境で、美術館自体もとてもおしゃれです。

ポーラ美術館
ポーラ美術館

また、モネやルノワール、ピカソなどの西洋近代絵画を中心に、貴重なコレクションが展示されています。

すけさん

ちょっとアクセスが悪いのが欠点ではありますが、箱根エリアには、「箱根彫刻の森美術館」「箱根ガラスの森美術館」など、他にも楽しめる場所があります。

広島県

宮島

広島県は、意外と多くの美術館があるので、アート旅行におすすめです。

印象派の芸術家など一度は耳にしたことのあるアーティストの作品を楽しみたい場合は、「ひろしま美術館」を選びましょう。
モネ・ルノワール・ピカソなど、有名芸術家の作品が所蔵されています。

また、「広島現代美術館」では、現代アートが所蔵されているのですが、戦争や原爆に関する作品も所蔵されているという点が、広島の美術館ならではの魅力です。

広島市内の美術館であれば、「宮島」にも電車で移動できる距離ですし、尾道市も中心部近くに美術館があるため、アートと観光のどちらも楽しむことができます。

すけさん

広島県は、筆者も在住しているエリアで、実際に生活していて、アートを楽しめる街だと感じています。
おすすめの美術館は、こちらの記事で紹介しているので、参考にしてみてください。

徳島県

鳴門
名称ホームページ
大塚国際美術館https://o-museum.or.jp/

徳島県では、鳴門市にある「大塚国際美術館」がおすすめです。

大塚国際美術館
大塚国際美術館

大塚国際美術館では、世界的に有名な美術作品を原寸大に再現した作品が展示されています。
「え?本物じゃなくて、レプリカなの?」と思われるかもしれませんが、侮ってはいけません。

陶板画といって、陶器製の板に絵が描かれているのですが、名画を再現するために、現地にスタッフが赴き、作品の色合いだけでなく、ひび割れや質感までも再現されています。

ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」やミケランジェロの「システィーナ礼拝堂天井画」など、世界中の名作を一堂に鑑賞することができます。
世界の名画を一度に見られる場所なので、美術館の規模と展示内容は非常に充実しており、アート愛好者には外せないスポットです。

すけさん

残念なポイントとして、アクセスが少し悪いので、自家用車などで行くことをおすすめします。
近くの船乗り場からは、鳴門の渦潮を見に行くことができるので、それもおすすめです。

まとめ

この記事では、アート旅行の魅力や美術館選びのポイントをお伝えした上で、国内のおすすめ美術館を紹介させていただきました。

アートをがっつり楽しみたいのであれば、美術館の数が豊富な東京がおすすめです。
日本画が好きな人や、アートだけでなく、寺社仏閣も楽しみたい方であれば、京都が良いでしょう。

すけさん

筆者が住んでいる広島県もおすすめなので、ぜひ遊びに来てみてくださいね。

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