フランス旅行について調べていると「フランス人は英語が嫌い」「フランスではお店に入る時は挨拶をするのがマナー」など、フランス語を喋れないといけないのかなー?と感じて、少し不安になる方もいるのではないでしょうか。
しかし、心配する必要はありません。
英語・フランス語ともに全く分からない筆者でも、今回紹介する9つのフレーズを使って、10日間のフランス旅行を1人だけで無事に終えることができました。
ちなみに筆者が覚えたフレーズがこちらです。
【フランスで使っていた簡単フレーズ9つ】
・ボンジュール(こんにちは)
・メルシー(ありがとう)
・オボワー(さようなら)
・パードン(ごめんなさい)
・sortie(出口)
・ウィ/ノン(はい/いいえ)
・サ シルブプレ(これ、ください)
・アン/ドゥ/トロワ(1/2/3)
・エクスキュゼモア(すみません)
そして、このフレーズだけで、旅行中に次のようなことができました。
・スーパーでの買い物
・パン屋など個人商店での買い物
・レストランでの外食
・映画「アメリ」でアメリが働いていたカフェでコーヒーブレイク
・観光地巡り、美術館巡り
・メトロ・バスの利用
・ナヴィゴスメーヌ(1週間の交通パス)の購入
・ICカードを使ったのに電車の改札に引っかかったので、駅員に通してもらった(翻訳アプリ使用)
僕もどちらかというと内気な性格ですし、コミュニケーションが得意な人でなくても、ほんの少しの勇気があれば大丈夫です。
この記事では、フランスでのマナーやコミュニケーションを取る時のマインドをお伝えした上で、フランス旅行に役立つフレーズ9つを紹介したいと思います。
また、最後にいくつか会話の実例を紹介したいと思うので、参考にしてみてください。

フランス旅行に行く前に知っておきたいこと

本題に入る前に「フランスでのマナー」や、「コミュニケーションをとる時のマインド」について、少しお話させていただきます。
旅行前に知っておきたいフランスのマナー
フランスに限らずどこの国に行く時もそうですが、旅行者にとって大切なのが「現地のマナーを尊重すること」です。
例えば、日本国内で外国人の方に行列に割り込まれたり、観光地の鹿にイタズラをされたりしているのを見ると、とても嫌な気分になってしまいますよね。
フランスでは挨拶が非常に重要視されており、お店やカフェに入るときは、必ず「Bonjour(ボンジュール/こんにちは)」と挨拶をするのがマナーです。
お店に入るのは「その人の家に入る」という感覚らしいので、無言で入店すると無礼と受け取られ、接客が冷たくなる可能性もあります。
また、レジやスタッフと話した後には「Merci(メルシー/ありがとう)」と伝えるのも忘れずないようにしましょう。
こうした基本的な挨拶をするだけで、現地の人も親切に対応してくれます。
フランス人は英語が嫌い?
一般的にフランス人は英語が嫌いという印象がありますが、僕がフランスに行った時は(パリのみの滞在ですが)あまりそのような印象は受けませんでした。
もちろん、ボンジュールとフランス語で挨拶をするのですが、道を聞いた時は相手から英語で教えてくれようとしたり、主要な観光地ではしばしば英語で案内してくれるケースもあります。
昔は英語が嫌いという文化があったのかもしれませんが、フランスの方も旅行者に歩み寄って英語を使ってくれているような印象を受けました。
しかし、もしかすると最初から英語で話かけると気分を害してしまったり、英語が嫌いな人も中にはいるかもしれないので、まずは「ボンジュール」とフランスの方にこちらから歩み寄る姿勢が大切です。
フランス人とコミュニケーションを取るときのマインド
フランス旅行の際にフランス人とコミュニケーションを取るにあたって必要なのは、相手を尊重する気持ちと、自分自身のコミュニケーションに完璧を求めないことです。
フランスでは相手を尊重する姿勢が求められます。
先ほどからお伝えしていますが、たとえ片言でも、フランス語で「ボンジュール(こんにちは)」や「メルシー(ありがとう)」といった言葉を使おうとする姿勢は、良い印象を与えることができます。
また大切なのは、自分自身のコミュニケーションに完璧を求めすぎないことです。
完璧な発音でなくても、笑顔で「メルシー」と伝えるだけで感謝の気持ちは伝わりますし、複雑なことを伝えたい場合は翻訳アプリがあるので、アプリを活用して伝えることも十分可能です。
完璧な言葉でなくても構わないので、「伝えようとする気持ち」と「敬意を持つ姿勢」を持ってフランスの方とコミュニケーションをとってみましょう。

余談ですが、僕がロンドンに行った時は「学生の時にあんなに英語の授業があったのに、なんでこんなに喋れないんだろう…」と少しネガティブになってしまいました。
しかし、フランス語は「習ってないから当たり前!」と言う気持ちで、話せたので、むしろ英語より気楽にコミュニケーションが取れたと思います。
フランス旅行に役立つ簡単フレーズ9つの解説


それでは、実際に僕が覚えた簡単なフランス語9つについて解説していきます。
実際に使用した頻度が多い順に並べているので、上の単語から覚えていくことがおすすめです。
Bonjour(ボンジュール)
ボンジュールは、フランス語で「こんにちは」という意味の単語です。
ボンジュールと言っても通じましたが、現地の方の挨拶に耳を傾けると「ボンジュー」と聞こえます。
フランスではお店に入る時やスーパーのレジのスタッフに対してなど、ボンジュールと挨拶をしなければいけないという文化があります。
挨拶をしないと無礼な人とみられ、冷たい接客をされてしまう可能性もあります。
本当に一日中どこに行ってもボンジュールと言っていたような気がします。
ちなみに夜はボンソワー(こんばんは)と言いますが、フランスの方はあまり細かいことは気にしないらしいので、最初から使い分けなくても大丈夫です。
もしも、フランスに慣れてきたらボンジュールとボンソワーを使い分けてみましょう。
Merci(メルシー)
メルシーは、「ありがとう」という意味の単語です。
「メッシー」と聞こえます。
レジでお金を払った後にレジのスタッフの方に対して伝えたり、何か助けてもらった後に使ったりします。
ちなみに「メルシーボクー」というと、本当にありがとうという意味になります。
サンキューベリーマッチみたいな感じですね。
僕は、普通のレジ対応の後はメルシー、何かを助けてもらったりなど親切にしてもらった時はメルシーボクーという風に使い分けてました。
Au revoir(オボワー)
オボワーは、「さよなら」や、「またね」という意味の言葉です。
カタカナ読みでオボワーと言っていましたが、特に問題なく伝わりました。
オボワーもメルシーと同じように、お店から出る時に使ったりします。
現地の人は、「メルシー、オボワー」と合わせて伝えている人もいたので、僕もそれを真似て使ったりもしていました。
ちなみに、さよならという言葉に「アデュー」というものがあるのですが、これは今生の別れの時に使うさよならという意味があります。
ですので、笑顔で「アデュー」と言ってしまうと「さよなら!もう君とは会うつもりはないよ!」と笑顔で伝えるみたいなニュアンスになってしまうらしいです。
ですので、さよならと伝える時は、またねというニュアンスもあるオボワーを使うようにしましょう。
Pardon(パードン)
パードンは、「ごめんなさい」という意味のある単語です。
英語の「Pardon?」は語尾が上がりますが、フランス語のパードンは語尾を下げて発音します。
電車などでちょっと避けて欲しい時や、ぶつかってしまって謝りたい時などに使えます。
sortie(ソルティ)
sortie(ソルティ)は、話す言葉としては使いませんが、美術館や観光地に行った時によく使います。
sortieは「出口」という意味のある単語です。
ですので、出口に向かって歩きたい時はsortieを目指して進んで行きましょう。
Oui/Non(ウィ/ノン)
ウィとノンは、それぞれ「はい」と「いいえ」という意味がある単語です。
スーパーで買い物をした後などに「Vous voulez un ticket ?(ヴ ブリアン ティケッ?)」と言われます。
僕は最後の最後まで、ティケッ?の部分しか聞き取れませんでしたが、これは「レシート(ticket )が欲しいですか?」という意味になります。
ですので、ティケ?と聞こえたら、レシートが必要な人はウィ。いらない人はノンと答えましょう。
他には、パンを買った時にポスターを指差しながらコーヒーとセットにできるよみたいなことを言われていたので、ノン(コーヒーはいらないよ)と答えるような場面がありました。
Ca s’il vous plaît?(サ シルブプレ)
サ シルブプレ?は、「これをください」という意味の単語になります。
これだけ覚えておけば、パン屋さんで欲しいパンを指さして「サ シルブプレ」と言うだけで、欲しいパンを伝えることができます。
ちなみに、僕もこれだけ覚えてフランスに行ったのですが、10日もいると少しずつ覚える単語がふえていきました。
最初は「サ シルブプレ(これ ください)」と言っていたのが、「サ エ サ シルブプレ(これ と これをください)」と2つのものを注文できるようになりました。
そして、「アン クロワッセン シルブプレ(ひとつ クロワッサンを ください)」と指を指さずに注文できるようになり、最終的に「アン クロワッセン エ アン パンオショコラ シルブプレ(ひとつのクロワッサン と ひとつのパンオショコラ をください)」と、指をささずに2つのものを注文することができるようになりました。
最初は少しの単語しか覚えてなくても、必要に応じて単語を増やしていけるので、その辺りも海外旅行で楽しい体験になると思います。
Un/Deux/Trois(アン/ドゥ/トロワ)
アン、ドゥ、トロワは、「1、2、3」という意味があります。
なんとなく聞いたことがある単語なので、覚えやすいです。
先ほどの「これください」の後にひとつ欲しければ「アン」、ふたつ欲しければ「ドゥ」といった感じで、欲しいものの個数を伝えることができます。
また、コーヒーをひとつくださいというのは、アン カフェ シルブプレ?と伝えることができます。
Excusez-moi(エクスキュゼモア)
エクスキュゼモアは、「すみません」という意味の単語です。
英語のExcuse meと同じような意味で、単語も似ているので覚えやすいです。
何か困って道を聞いたり、小さなトラブルがあった時などに使えます。
シーン別の会話一例


それでは、ここまで紹介した簡単なフレーズで、どんなふうに買い物をしたり、トラブルの対応をしていたかについて紹介します。
もし使えそうなものがあれば、参考にしてください。
スーパーや個人商店での買い物
モノプリなどの大型のスーパーは、入店の際の挨拶はいりませんが、小さめのスーパーでは挨拶が必要です。
また、大型のスーパーでもお店のスタッフの方から挨拶されることがあるので、その時は挨拶を返しましょう。
まず、入店したら挨拶をします。



ボンジュール(こんにちは)



bonjour(ボンジュール)
挨拶を済ませたら、店内で欲しいものをカゴに入れてレジに向かいます。
レジについたら、レジのスタッフの方に挨拶しましょう。
入店時に挨拶をした人と同じ人でも、再度挨拶をするのが良いと思います。



ボンジュール(こんにちは)



bonjour(ボンジュール)
そして、カゴをレジの上に置くと、商品のバーコードを読み込んでくれます。
読み込みが終わったら、次のように聞かれます。



Vous payez comment ? (ヴ ペイエ コモン?)
いきなり知らない単語が出てきましたが慌てずに。
「支払いはどうしますか?」と聞かれています。
実際に現地の言葉を聞いてみても、全てを聞き取ることは難しいのですが「ペイエ」という単語が聞きとれます。
英語のPayと似ているので、ペイエと聞こえたら、支払い方法のことを聞かれていると覚えておきましょう。
聞かれたら、現金かカードどちらで支払うのかを伝えます。
この時、僕は「カード」と一応答えていましたが、ちゃんとした発音が分からなかったので、クレジットカードを手に持って、カードで支払いたいことを伝えていました。
そして、カードでの支払いが終わったら、次のように聞かれます。



Vous voulez un ticket ?(ヴ ブリアン ティケッ?)
これは、最後の ticket ?の部分が聞き取りやすいのですが、「レシート( ticket )が必要ですか?」と聞かれています。
レシートが必要な人は「ウィ」、必要ない人は「ノン」と答えましょう。
そしてレシートを受け取ったら、挨拶をしてお店をでます。



メルシー(ありがとう)



Merci(メルシー)
旅行に慣れてきたら「メルシー。オボワー(ありがとう。またね)」と伝えてみるのも良いでしょう。
パン屋さんなどでの買い物
個人のパン屋さんなどでの買い物も、先ほどのスーパーでの買い物と流れは大体一緒ですが、違う点は、どのパンが欲しいかを相手に伝えなければいけないという点です。
まず入店します。



ボンジュール(こんにちは)



bonjour(ボンジュール)
そして、欲しいパンが決まったら、欲しいものを指さしてこう伝えます。



サ シルブプレ(これ ください)
そうすると計算をしてくれて、支払いになります。
ここらは、先ほどのスーパーでの買い物の流れと同じです。



Vous payez comment ?
(ヴ ペイエ コモン?/支払い方法はどうしますか?)



(カードを見せながら)
カード



Vous voulez un ticket ?
(ヴ ブリアン ティケッ?/レシートは必要ですか?)



ウィ(はい)
レシートを受け取ったら、



Merci(メルシー)



メルシー、オボワー
(ありがとう、またね)
このような流れでスムーズに買い物をすることができます。
もしも個数を聞かれたら「アン、ドゥ、トロワ(1、2、3)」を使って、欲しい数を伝えましょう。
また、2つ以上欲しい商品がある場合は、欲しい商品を指さして「サ エ サ シルブプレ(これ と これをください)」と伝えてください。
慣れてきたら「ドゥ クロワッセン シルブプレ(ふたつ クロワッサンを ください)」などと伝えてみるのも現地を楽しんでいる感じがして良いでしょう。
ちょっとしたトラブルに合った時
海外旅行に行くとなにかしらのトラブルに遭うことも少なくありません。
そういう僕自身も、メトロに乗ろうとして改札でIC系カードをタッチしたのですが、改札が開かないというトラブルに遭いました。
駅員さんのところに行き、次のような形でトラブル対応をしてもらいました。



ボンジュール。エクスキュゼモア
(こんにちは。すみません)



bonjour(ボンジュール)
そして、事前に用意していたスマホの翻訳アプリの画面を見せます。


正直、翻訳アプリがどのくらい正確に翻訳してくれるのかは分かりませんが、上手く意図は伝わって「OK。通りな」という感じで、改札を通してもらうことができました。



トラブルなど、どうしても長文で伝えないといけないような場面は、翻訳アプリを使ってしまうと割り切ってしまえば、だいぶ気が楽になると思います。
メトロで次の駅で降りたいけど、人が邪魔な時
日本でもありますが、電車が混んでいて降りたいのに降りられないようなシチュエーションの時です。
日本では「すみません」と言って、道を開けてもらいますが、フランスでは、



パードン(すみません)
と伝えると道を開けて譲ってくれます。
メトロなどに乗っていると、逆にフランスの方から言われることもあるので、その時は道を開けて譲ってあげましょう。
まとめ
フランス語がまったく話せなくても、最低限のフレーズを覚えておくだけで、旅を楽しむことができます。
実際に使ってみてわかったのは、「通じた!」という体験が、自信や楽しさにつながるということです。
挨拶やお礼、注文など、ちょっとした言葉が現地の人との距離をぐっと縮めてくれたと感じました。
完璧なフランス語は必要ありません。
大切なのは、伝えようとする気持ちと、基本のフレーズを事前に用意しておくこと。
ぜひ今回紹介した表現を活用して、あなたのフランス旅行を楽しいものにしてください。
この記事の他にも旅行でおすすめのグッズなどについても解説しているので、参考にしてください。



