最近、サウナに行くと、よくかぶっている人を見かけるようになったサウナハットですが、なぜサウナハットをかぶっているのでしょうか。
この記事では、サウナハットの効果を5つ紹介した上で、おすすめのサウナハットを素材別に紹介しています。
サウナハットの歴史
余談ではありますが、サウナハットの歴史について、少し触れていきたいと思います。
興味がない方は、流し読みしてください。
サウナハットの起源は古く、13世紀の中央ヨーロッパにおいて、サウナハットを使用している絵画が発見されています。
サウナハットの発祥は、ドイツとされており、ドイツから他の北欧諸国やロシアなどにも広がり、徐々に世界中に浸透していきました。
意外にも、サウナで有名なフィンランドが、発祥ではないようです。
近年では、日本でもサウナの人気が高まり、サウナハットの使用が徐々に広まってきています。
特に、若者の間では、ファッションアイテムとしても注目されています。
デザインや素材も多様化し、おしゃれで機能的なサウナハットが登場しています。
サウナハットの5つの効果
それでは、サウナハットの5つの効果について紹介していきます。
頭皮や顔周辺と、髪の保護
サウナハットを使用することで、顔部周辺の皮膚と髪を、熱から保護することができます。
サウナの中の高温環境は、ととのったり、リラクゼーション効果を得るために必要な環境なのですが、頭皮や髪にとっては過酷な状況となります。
ですので、サウナハットを使用して、頭皮や髪を守ることをおすすめします。
まず、頭皮の保護についてです。
顔の皮膚は、体に比べて薄く、例えば、目の周りなどは、体の1/3の厚さとも言われています。
ですので、サウナのような高温にさらされると、熱でヒリヒリしてしまうことがあります。
サウナハットは、高温から皮膚を守り、適度な温度を保ってくれるので、この問題を軽減してくれます。
また、髪の保護についてなのですが、サウナの熱は髪の毛を乾燥させ、ダメージを与える可能性があります。
実は、髪の毛は熱に弱いという特徴があり、過度な高温にさらされると、枝毛や切れ毛の原因となってしまいます。
ですので、サウナハットを使用し、髪を保護することをおすすめします。
頭部の温度上昇を抑える
サウナハットは、頭部や顔まわりの温度上昇を抑えてくれる効果があります。
というのも、サウナ内は、全体的に高温ではあるのですが、室内の中でも温度差があります。
これは、空気の特性でもあるのですが、高いところは暖かい空気が集まり、低いところは冷たい空気が集まります。
つまり、サウナ内でも、足側の低い位置よりも、頭側の高い位置の方が高温になりやすいということです。
ですので、サウナハットなしでサウナを使うと、頭側が早く温度が上がって、体全体が温まる前にのぼせてしまうことがあります。
このようにサウナでは、足側の温度よりも、頭側の温度が上がりやすい状態なのですが、サウナハットを使用することによって、頭部の温度上昇を下げ、体全体の温度上昇のバランスを整えることができます。
サウナでは、体全体の温度上昇をなるべく均一にしたいので、そういう意味でもサウナハットの使用は効果的です。
また、ロウリュやアウフグースなど、サウナ内の温度が一気に上がるような場合であっても、サウナハットがあれば、顔周辺を熱から守ることができます。
熱によるストレスの軽減
ここまで説明してきたように、サウナハットは、顔まわりを高温から守り、安全・快適にサウナを楽しむことができます。
そして、それだけでなく、サウナハットを使用することで、熱に対するストレスを軽減することができます。
サウナハットは、サウナに入った時の息苦しさや、頭部のほてりの不快感などを軽減させてくれるので、サウナハットを使用しない場合と比べると、快適な状態を保つことができます。
リラックスをしに行っているので、できるだけ不快感は、減らしたいですよね。
集中しやすくなる
サウナに行く時は、考え事をしたり、集中して瞑想に近いような効果を得たいと感じている人もいるのではないでしょうか。
サウナは、人の出入りがあったり、テレビが付いていたりなど、意外と気が散ってしまうことがあります。
サウナハットをかぶると、目の近くまで覆ってくれるので、視覚的な情報を減らすことができ、より集中しやすい環境にすることができます。
このように、サウナの質を高めたいと考えている人にとっても、サウナハットはおすすめです。
ファッションとして楽しめる
冒頭でも多少触れましたが、サウナハットは、ファッションアイテムとしても注目されています。
最近では、デザインやカラー展開も豊富ですし、素材もさまざまなサウナハットが販売されています。
また、実際はどうかはわかりませんが、サウナ内にサウナハットをかぶった人が入ってくると、「お、この人は上級者だな」と感じることもあり、「上級者感」を演出することもできます。
素材ごとのサウナハットの特徴とおすすめのサウナハット
サウナハットは素材によって特徴が異なるので、それぞれの特徴について説明します。
また、それぞれの素材でおすすめのサウナハットも紹介していきます。
ウール素材のサウナハット
まず紹介するのは、ウール素材(羊毛フェルト)のサウナハットです。
ウール素材のサウナハットの最大の特徴は、熱の遮断性が高いということです。
サウナハットを使う目的として、頭や髪を熱から守ることが主になると思うので、熱の遮断性が高いというのは、かなり嬉しいポイントです。
デメリットとしては、ウール素材なので、手洗いをする必要があったり、お値段も他のサウナハットと比べると少し高め、ということが挙げられます。
サウナを本気の趣味にしていくぜ!という方には、ウール素材がおすすめです。
ウール素材ということもあり、他の素材よりも高級感もありますし、カラー展開も豊富なので、ファッションアイテムとしてもおすすめです。
ウール素材でおすすめのサウナハット
こちらは、Tokyo Saunaのウール素材のサウナハットです。
ウール素材のサウナハットは手洗いが基本ですが、こちらのサウナハットは、ネットに入れて、おしゃれ着コースや手洗いコースであれば、洗濯機での洗濯が可能です。
防水ケースがついているので、持ち運びの際にカバンが濡れたりということも防ぐことができます。
タオル生地のサウナハット
タオル生地のサウナハットのメリットは、タオル生地なので洗濯機で洗えるなどメンテナンスのしやすさや、比較的値段が安いものが多いということがあげられます。
また、タオルなので、汗をよく吸収してくれる点もおすすめなポイントです。
デメリットとしては、ウールと比べると熱遮断性が低かったり、使っている間に糸くずなどが出やすいということがあげられます。
タオル生地のサウナハットを使うくらいなら、タオルを巻いとけばいいのでは?と思う方もいるかもしれませんが、通常のタオルですと厚さが足りず、熱から頭周りを守ることができないので、やはり、サウナハットがおすすめです。
タオル生地でおすすめのサウナハット
こちらは、14+(イチヨンプラス)というメーカーのサウナハットです。
大きめサイズで、耳まで覆うことができます。
カラー展開も豊富なので、好きなデザインのものを選ぶことができます。
タオル生地なので、もちろん洗濯可能です。
化学繊維のサウナハット
化学繊維のサウナハットは、ポリエステル製のものが主流で、メッシュ素材のものが特におすすめです。
化学繊維のメリットとしては、タオル生地と同様に洗濯もできる取り扱いやすさであったり、通気性・速乾性・撥水性があることがあげられます。
デメリットとしては、タオル生地のような吸水性はないことがあげられます。
化学繊維でおすすめのサウナハット
こちらは、ベストサウナハット(BSH)のメッシュ素材のサウナハットです。
化学繊維性のものの中では、少し値段は高めではありますが、大きめのサイズで耳まで覆うことができるので、頭全体を熱から守ることができます。
僕も使用していますが、サウナのことを中心に発信しているYouTuberの方の間でも、持っている人が多いサウナハットです。
まとめ
この記事では、サウナハットの効果についてを紹介させていただきました。
サウナハットは、サウナ内の高温から、頭部周囲や髪の毛を守ってくれるために重要な働きをしてくれます。
また、のぼせやすい頭の部分を保護することで、体全体の温まり方を調整するためにも効果的です。
ぜひ、サウナハットを使ってみてください。