【落語初心者向け】東京の寄席(演芸場)おすすめ度ランキング!

東京寄席おすすめアイキャッチ

落語を見に行くのが初めてだったり、まだ間もない頃は、「落語はどこに観に行くのがいいのかな?」と考えたりすることもあると思います。

ちなみに、落語や漫才が行われる演芸場のことを、「寄席(よせ)」と呼ぶのですが、今回の記事では、僕の独断と偏見で、落語鑑賞初心者の方に向けて、東京のおすすめの寄席をランキング方式で紹介していきます。

すけさん

今回は、「落語鑑賞初心者がどの寄席に行くのがおすすめか」がテーマです。決して、どこの演芸場が優れているという話ではないので、その点は注意してください。

では、東京に主要な寄席がいくつあるのかについて話した後で、ランキング方式で寄席を紹介していこうと思います。

こちらに、初めて落語鑑賞のためのガイドについて書いた記事も紹介しておくので、合わせて参考にしてみてください。

目次
スポンサーリンク

東京の主要な寄席は、4つ

東京の主要な寄席は、4つあります。
その4つは、以下のとおりです。

  • 鈴本演芸場
  • 新宿末廣亭
  • 浅草演芸ホール
  • 池袋演芸場

この4つの演芸場は、寄席の中でも「定席(じょうせき)」と呼ばれていて、365日落語が行われている、落語家のホームグラウンドです。

この他にも、国立演芸場と行った寄席や、ホール会場などで行われる落語もありますが、まずは、落語家のホームグラウンドである、「定席」での落語鑑賞をすることをおすすめします。

では、その定席の中でも、どこの寄席がおすすめなのかをランキング方式で紹介したいと思います。

初めての落語鑑賞 おすすめの寄席ランキング

では、東京の寄席のおすすめ度ランキングです。

第1位 浅草演芸ホール

おすすめの寄席第1位は、浅草演芸ホールです。
正直、第2位の寄席とかなり迷ったのですが、浅草演芸ホールを第1位にさせていただきました。

浅草演芸ホールは、名前の通り、浅草にある演芸場です。
観光地の近くにあるので、観客も観光客が多いということが特徴のひとつです。
浅草演芸ホールは、1階席と2階席があり、それらを合わせた面積は、都内最大の大きさです。
座席の数は、1階が239席、2階が101席であり、合計で340席あります。

では、この浅草演芸ホールをなぜ一番に選んだかというところなのですが、一番の理由は、「落語を見に来ている」という雰囲気を感じることができるからです。

具体的にどういうことかというと、浅草演芸ホールは、会場にちょうちんがぶら下がっていたりするなど、落語を初めて見る人にとっては、気持ちが高ぶるような会場設営となっています。

また、浅草演芸ホールに向かうまでの道のりも、観光地感や下町感があって、よりテンションを上げさせてくれます

もっと細かいことで言うと、落語を見るときは、入り口付近の「テケツ」と呼ばれる場所でチケットを買い、「木戸」と呼ばれる入り口で、そのチケットを渡すシステムとなっています。
ただ、どこの会場もそうかと言うと、そういうわけではなく、ビルの入り口で、チケットを買って、そのまま中に入場するようなところもあります。

せっかくの初めての落語鑑賞なので、こういったところも楽しんでもらいたいと思い、浅草演芸ホールを1番のおすすめにしました。

すけさん

ちなみに、昔テレビでやっていた「タイガー&ドラゴン」というドラマの寄席の会場は、浅草演芸ホールで撮影をされています。

【ホームページ】https://www.asakusaengei.com/

第2位 新宿末廣亭

正直、かなり迷ったのですが、新宿末廣亭を第2位とさせていただきました。

新宿末廣亭は、新宿3丁目にある寄席です。
今回紹介した4つの寄席の中では、唯一の木造建築です。
客席は、1階席と2階席があり、合計313席あります。

まず、浅草演芸ホールと新宿末廣亭の、どちらを第1位にするかで迷ったという点についてなのですが、浅草演芸ホールを1位にした理由である「雰囲気が良い」という点においては、新宿末廣亭の方が上回っていると感じる部分もあるからです。

例えば、木造建築でレトロな作りであることや、ちょうちんなどが飾られている会場設営も、落語初心者の気分を高めてくれます。

では、なぜ、新宿末廣亭を2位にしたのかについてなのですが、「すべてが椅子タイプの席ではない」ということが理由です。

具体的にどういうことかというと、新宿末廣亭は、真ん中が座席タイプの席であり、両サイドが浅敷と言って、畳に座るタイプの席になっているからです。
大体、下の図のようなイメージです。

新宿末廣亭の会場の図

席の合計が、313席とお伝えしましたが、そのうち196席が桟敷の席ということになります。

普段から、畳の生活が主な人にとっては、そんなに気にならないかもしれませんが、そうでない人にとっては、足が痺れたり腰が痛くなったりと、他のところに気が散ってしまって、落語に集中できない可能性もあります。

落語ファンの方が、この記事を見たら、「桟敷席が多いのがいいんじゃないか」と言われてしまいそうな気もしますが、今回は初心者の方が見るという点で、第2位とさせていただきました。

ちなみに、若者に人気のアーティスト 米津玄師さんが、落語の演目「死神」をテーマにした曲を歌っていらっしゃるのですが、PVのロケ地は、新宿末廣亭です。
若い方が、聖地巡礼としていくのも良い場所だと思います。

【ホームページ】https://suehirotei.com/

第3位 鈴本演芸場

鈴本演芸場の入り口

おすすめの寄席第3位は、鈴本演芸場です。

鈴本演芸場は、上野と御徒町の近辺にある寄席です。
1857年(安政4年)に開設されており、今回紹介した東京の寄席の中では、最も歴史のある演芸場です。
座席数は、285席あります。

この最も歴史のある鈴本演芸場が、なぜ第3位なのかというと、最も歴史のある演芸場ではあるのですが、現在の建物は、昭和46年に建て直されたビルなので、落語の雰囲気を感じるという点においては、少し物足りなさを感じてしまいます。
あとは、会場がある階にトイレがなく、上の階に登らなければいけないなど、多少不便な点もあります。

ちなみに、落語家の多くは協会に所属しているのですが、「落語協会」「落語芸術協会」などがあります。
この鈴本演芸場は、例外を除いて、落語協会所属の落語家しか出演しないので、お目当ての落語家が落語芸術協会所属の場合は、鈴本演芸場では、見ることができません。

すけさん

マイナスな点ばかり紹介してしまいましたが、座席にテーブルがついていて、飲み物をおけたり、食べ物をおけたりなど、快適に過ごせる部分もあります。
また、満席に近い時は、空いている席にスタッフの方が案内してくれるなど、接客が非常に良いです。

【ホームページ】http://www.rakugo.or.jp/

第4位 池袋演芸場

池袋演芸場

今回、落語初心者におすすめする寄席のランキングとしては、池袋演芸場を第4位とさせていただきました。

池袋演芸場は、池袋にある寄席で、座席数が92席と小さめの劇場です。

では、なぜおすすめ度が低いのかということについてなのですが、どちらかというと落語通になってから行くのがおすすめの寄席だからです。

というのも、池袋演芸場は、他の寄席よりも落語家の持ち時間が長いという特徴があります。
持ち時間が長いこと自体が悪いことではないのですが、最初の頃は、短めのわかりやすい演目から聞いていくのが、落語鑑賞初心者の方にはいいのではないかなと思います。

そのような点を含め、今回は最下位とさせていただきました。

すけさん

ただ、席数が少なく会場も小さめということで、落語家と客席の距離が近いなど、良い面もあります。
また、落語家の持ち時間が長いことから、普段あまり聞かないような演目も聞けるかもしれません。

【ホームページ】https://www.ike-en.com/

まとめ

今回は、落語鑑賞初心者の方に向けて、東京にある寄席のおすすめを紹介させていただきました。

今回の記事では、浅草演芸ホールを1位として紹介させていただきましたが、これはどこの寄席が優れているとか劣っているという話ではありません。

ぜひ、自分の足で全ての寄席に行って、落語を楽しんでもらい、お気に入りの寄席を見つけていただければと思います。

スポンサーリンク
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次