広島市の中心部に位置するひろしま美術館は、印象派を中心としたフランス近代美術や日本の近代洋画を展示している美術館です。
この記事では、ひろしま美術館の営業日や入館料、駐車場に関する情報などを紹介しています。
ひろしま美術館は、どんなところ?
ひろしま美術館は、広島市の中心部に位置しており、広島城やリーガロイヤルホテルの近くにある美術館です。
1978年(昭和53年)11月3日に開館し、それから現在まで、長く愛されている美術館です。
ひろしま美術館には、印象派を中心としたフランス近代美術や、日本の近代洋画や日本画など、幅広いコレクションがあります。
特に、モネやゴッホなどの名作が展示されており、気軽に世界的な芸術家の作品を鑑賞することができるという点で、おすすめの美術館です。
また、ひろしま美術館は、定期的に特別展を開催しており、有名な芸術家の展覧会や、絵本の展覧会など、幅広いジャンルの展覧会が開催されています。
ひろしま美術館の概要
それでは、ひろしま美術館についての情報を紹介していきます。
アクセス・ホームページ
名 称 | ひろしま美術館 |
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所在地 | 〒730-0011 広島市中区基町3-2 |
ホームページ | https://www.hiroshima-museum.jp/index.html |
ひろしま美術館は、市電やアストラムラインなどを利用して、アクセスすることができます。
市電は、広島そごうの前にある紙屋町西駅から、徒歩7分で到着することができます。
アストラムラインは、県庁前駅が最寄りであり、徒歩3分で行くことができます。
バスは、広島バスセンターから、徒歩5分の距離にあります。
広島市の中心街、「本通り」からも徒歩圏内で、徒歩10分程度で着くことができます。
駐車場はある?
ひろしま美術館には、一般駐車場はありません。
ただし、障がい者専用駐車場はあり、6台ほど車を駐車することができます。
では、どこに駐車すれば良いかというと、「広島市中央駐車場」が近いのでおすすめです。
広島翔洋テニスコートの地下にある駐車場です。
特別安いわけではありませんが、30分/210円であり、最大料金が1,600円(6時30分〜25時)です。
この近辺では、割と相場に近い価格帯です。
乗用車の収容車数は、300台ほどありますが、日曜や祝日は、混み合うことがあるので、気をつけておきましょう。
また、駐車場の情報は、僕がリサーチした時のものなので、正確な情報は、ホームページなどで、最新の情報を確認してください。
ひろしま美術館の営業時間と休館日
営業時間 | 9:00〜17:00(最終受付16:00) |
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休館日 | 月曜日(祝日の場合は翌平日、特別展会期中は開館) 年末年始、展示替え期間、臨時休館日 |
年末年始などだけでなく、展示替えの期間もお休みのことがあります。
事前に、ホームページ内のスケジュールカレンダーで、確認しておくことをおすすめします。
ひろしま美術館の入館料
ひろしま美術館の入館料についてです。
特別展開催時は、展覧会ごとに料金が設定されており、開催されている展覧会によって、入館料が異なります。
正式なデータではなく、筆者の主観にはなってしまうのですが、1,500円〜2,000円くらいの価格帯のことが多いです。
特別展が開催されていない、コレクション展のみの時期の料金は、下記の通りです。
大人 | 1,000円 |
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高校生・大学生 | 800円 |
小学生・中学生 | 200円 |
現在の料金は、こちらのページを確認してください。
フリーパスは、ありますか?
ひろしま美術館には、「マロニエカード」という、一般用フリーパスがあります。
ただ、このカードが、クレジットカードなので、抵抗感がある方もいると思うのですが、めちゃくちゃお得なカードです。
美術館が好きで、ひろしま美術館に年に何回か行く方には、おすすめしたいカードです。
年会費5,000円(次年度より6,375円)で、コレクション展、特別展問わずいつでも入館することができます。
これだけなら普通なのですが、なんと、カードを持っている本人に加えて、プラス2名(友人・家族問わず)が一緒にフリーパスで美術館に入ることができます。
2,000円の展覧会の場合、3人で一度だけ行ってしまえば、ほとんど元が取れてしまいます。
また、それだけでなく、広島県立美術館など他の広島市内の美術館や、サントリー美術館(東京)や島根県立美術館(島根)など、県外の美術館の割引もしてくれるお得なカードです。
マロニエカードは、筆者も愛用しているカードで、めちゃくちゃ恩恵に預かってます。
ひろしま美術館の受付で、マロニエカードの申込用紙をもらって、申請しました。
マロニエカードについての詳細は、こちらを確認してください。
カフェ ジャルダン
ひろしま美術館の中に、「ジャルダン」というカフェが併設されています。
ジャルダンとは、フランス語で「庭」という意味で、ひろしま美術館の代表的なコレクションである、ゴッホの「ドービニーの庭」にちなんで、名前をつけられたカフェです。
特別展開催中の際には、その内容にちなんだ特別メニューが販売されていることがあります。
ひろしま美術館の代表的な作品
ひろしま美術館の代表的なコレクションを紹介させていただきます。
今回紹介している2点の作品以外にも、おすすめしたい作品がたくさんある美術館です。
どんなコレクションがあるのか気になる方は、ひろしま美術館のホームページ内にて、コレクションを検索することもできます。
ゴッホ「ドービニーの庭」
フィンセント・ファン・ゴッホの「ドービニーの庭」は、ひろしま美術館を代表するコレクションのひとつです。
この絵は、まるで絵の道具を直接チューブから絞り出したかのような色使いで、力強さがありながらも、庭の風景は穏やかで静かな印象を受けます。
ゴッホが亡くなった年である、1890年に制作されており、心が安らぐような、不安が駆り立てられるような不思議な感覚にさせられる作品です。
ちなみに、同じ作品名で、同じ構図の絵がスイスにあるのですが、そちらの作品には黒猫がいます。
しかし、ひろしま美術館の作品には黒猫がいません。
これは、科学調査の結果、他の画家によって、猫が塗りつぶされてしまったことがわかっています。
モネ「セーヌ河の朝」
次に紹介するのが、クロード・モネの「セーヌ河の朝」です。
作品名を聞くだけでも、おしゃれで素敵な響きですよね。
この作品は、モネの自宅のあるジヴェルニー付近のセーヌ河の様子を描いたもので、アトリエ船という船の上から見た光景が描かれています。
朝のセーヌ河の静かな雰囲気のや、うっそうとした木々が映し出された水面の表現など、見ていると心を落ち着かせてくれるような作品です。
まとめ
この記事では、ひろしま美術館についての情報を紹介させていただきました。
モネやゴッホ、ルノワールなど、世界的な芸術家の作品を鑑賞できるほか、定期的に開催される特別展も魅力的なものが多い場所です。
アートが好きにとってはもちろん、広島に訪れた方も、ぜひ立ち寄ってみてください。