【初心者向け】初めての落語鑑賞のためのガイド!寄席の楽しみ方&マナー

落語初心者アイキャッチ

「落語に少し興味が出てきたけど、なんだかハードルが高そう」、「インターネットでチケットを買おうとしたけど、木戸とか寄席とか知らない単語が出てきて、チケットの買い方がわからない」と思ってないでしょうか?

でも、安心してください。落語は、格式の高いものではなく、昔から庶民に愛されてきた芸能です。
会場まで行ってしまえば、あとは知識ゼロでも大丈夫です。

筆者の感覚的には、一度行ってしまえば、映画館に立ち寄るくらいの感覚で行けるのが、落語鑑賞です。

この記事では、「初めて落語を見るためには、どこに行って、どこでチケットを買えば良いのか」、「落語鑑賞は、どんなプログラムで進んでいくのか」、「落語鑑賞中のマナーはどんなものがあるのか?」などを中心にお話ししていきます。

また、記事の後半では、落語をより楽しむために、古典落語や新作落語の違いなど、初心者向けの基本的な情報を解説していこうと思います。

基本的なことは、この記事でも紹介しますが、自分で本を読んで情報を集めたい方には、こちらの記事もおすすめです。

目次
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落語とは

落語は、江戸時代に誕生した日本の伝統的な話芸の1つです。

落語と聞くと、テレビ番組の「笑点」のイメージが強いため、大喜利(司会がお題を出して、それに落語家が回答するもの)を思い浮かべる人がいるかもしれませんが、実際はそうではありません。

落語を観に行くと、落語家が舞台上の座布団の上に座り、扇子と手ぬぐいという2つの小道具だけを持って、笑える話や人情話などを話す姿を見ることができます。

すけさん

座布団の上に座った落語家が、右を向いたり左を向いたりしながら、キャラクターを演じ分けて、「おい。どうした、八つぁん」とか、言ってそうなアレですね。

ちなみに、後でもお話しますが、落語には、昔から現在まで伝わる「古典落語」と、近代の落語家が考えた「新作落語」があります。

古典落語には、「時そば」、「あくび指南」、「寿限無(じゅげむ)」など、たくさんの演目があります。
古典落語は、昔から伝わっている伝統的なものなので、知らない人は、意外と思うかもしれませんが、落語家によってアレンジすることがOKとされています。
ですので、キャラクターをどのように演じるか、オチのところまでをどのように演出かするかなどが、落語家によって異なり、ここが落語を楽しむポイントの1つでもあります。

ちなみに落語のルーツは、仏教に由来しているとの説もあり、「醒睡笑(せいすいしょう)」という浄土宗のお坊さんが作った笑い話を集めたものが、のちの落語に影響を与えたと言われています。

初めての寄席に行くためには?

この記事を読んでくれている人の中には、「落語鑑賞に行きたいけど、どこに行って、どうやってチケットを買えばいいのか分からない」と考えている人もいるのではないのでしょうか。

そのような方のために、「チケットの買い方」や、「東京の演芸場(寄席)の紹介」、「誰が出演するかなど、スケジュールの把握の仕方」、「落語を見る時のマナー」など、落語を見るにあたって必要なことについて、お伝えしたいと思います。

落語はどこで見れるの?

寄席の写真

落語を見る方法は、いくつかありますが、寄席(よせ)に行くという方法と、地方のホールなどで行われる落語会(ホール落語)に行く方法が代表的です。

どちらを選ぶかなのですが、最もおすすめしたい方法は、寄席に行くことです。

寄席とは、落語や漫才などの演芸を楽しむことができる演芸場のことで、落語家の生のパフォーマンスを楽しむことができます。
ざっくり言うと、落語を見ることができる、ライブハウス的なところです。
その中でも定席(じょうせき)と呼ばれる常設の寄席は、ほぼ年中無休で公演されています。

こちらの記事では、東京の定席に加えて、大阪の定席についても紹介していますので、気になる方は参考にしてみてください。

東京の寄席4つ

この記事では、東京の寄席4つを紹介したいと思います。
ここで紹介しているものは、定席と呼ばれ、ほぼ年中無休で公演している演芸場です。

上野鈴本演芸場
鈴本演芸場

東京の上野・御徒町エリアにある寄席。
客席は、約280席ある劇場です。

上野鈴本演芸場のホームページは、こちらから。

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