この記事では、「一人旅に行きたいけど、荷物は何を持って行けばいいのかな?」と悩んでいる人のために、月1ペースで一人旅に出かけている僕のカバンの中身を紹介します。
大体、春や秋ぐらいの季節感で、2泊3日をイメージしたパッキング内容です。
また、この記事の冒頭で、荷物を運ぶのはリュック(バックパック)とキャリーケースのどちらが良いかについても、お伝えさせていただきます。
ただし、今回紹介するカバンの中身が正解というわけではありません。
人によって、「これが必要」であるとか、「これはあまり使わないからいらない」というものが、必ずあると思います。
ですので、今回の記事で紹介する荷物を参考にして、一人旅を楽しみながら、自分なりの旅行の荷物を取捨選択していってもらえたらと思います。
荷物をパッキングするのは、リュックとキャリーケースどっち?
まず、荷物を何にパッキングするのかということについてなのですが、結論から言えば、男の一人旅の場合はリュック(バックパック)がおすすめです。
なぜ、リュックがおすすめなのかを少しお話しようと思うのですが、すでにキャリーバックで旅に出ることを決めていたり、持っていく荷物の中身だけ知りたい方は、次の「一人旅に持っていく荷物」の項目まで飛ばして、続きを読んでください。
なんでリュックがおすすめ?
それでは、なぜ、キャリーケースよりも、リュックの方がおすすめなのかを説明します。
この記事では、簡単に説明しますが、リュックでの旅行は、キャリーバックと比べて、次のようなメリットがあります。
- 素材が柔らかいので、コインロッカーに詰めやすい
- 駅の階段などの移動がしやすい(キャリーバックは、持ち上げて移動しなければいけない)
- 両手が自由なので、何かと便利
- キャリーバッグと比べ、荷物の出し入れが簡単
女性の場合は、リュックを背負うのがしんどかったり、着ているファッションにバックパックが合わないなどの理由で、「キャリーケースが良い」という方が多いかもしれません。
しかし、男性であれば、体力的にもファッション的にも問題ない人が多いと思うので、先ほどのメリットを考慮し、リュックでの一人旅をおすすめしたいです。
ちなみに僕は、イギリスのCABINZEROというメーカーの36Lのバックパックを使っています。
少し値段は高いですが、軽量で耐久性が高いので、コスパの良さを実感しています。
このバックパックについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
一人旅に持っていく荷物
それでは、僕が一人旅に行くときのカバンの中身を紹介したいと思います。
カバンの中身は、「なるべくコスパが良くて、荷物の量もできるだけ少なく」ということを意識しています。
ただ、お金を出せば、もっと軽くて機能性が高いものも買えるかもしれませんが、値段と軽さのバランスを考えながら、いろいろ入れ替えたりしています。
荷物が変わったら、この記事も随時更新していこうと思います。
参考にしてみてください。
サブバック
一人旅には、サブバックを持って行くことをおすすめします。
この記事の冒頭で、メインバッグはリュックにすることをオススメしましたが、さすがに四六時中リュックを背負って観光地を歩きまわるのは、男性であれどしんどいです。
これは、キャリーケースであっても同じことが言えます。
サブバックがあれば、リュックやキャリーケースなど、メインのバッグをコインロッカーや宿泊するホテルに預けて、身軽に移動することができます。
財布・スマホ・モバイルバッテリーなど、必要最低限の荷物だけサブバックに入れて、快適な旅行を楽しみましょう。
ちなみに、僕は、今のところ上の写真のGUの「ソフトナイロンラウンドショルダーバッグ」を使っています。
理由としては、そこそこ荷物が入るという点と、畳んでしまえば、コンパクトにメインのバックに収納できるという点があげられます。
折りたたむと、下の写真のような感じで、小さくなります。
また、このバック自体が、オシャレとは言えないかもしれませんが、ブラックのカラーは、大体どんな服装にも着回しできることも気に入ってる点です。
ナイロン製のバッグなので、多少リュックにクシャクシャに突っ込んでも、レザー製のバッグのようにシワや型崩れを気にすることなく、ハードに使えるのも気に入っているポイントです。
デメリットを言うとすれば、ユニセックスのアイテムなので、メンズが使うのであれば、もう少しバッグが大きい方がおしゃれかなーと思うことくらいですかね。でも、全然妥協できる範囲内です。
GUのものではありませんが、Amazonなどにも、似たようなバッグが販売されてるので、こちらもおすすめです。
衣類
当たり前ですが、旅行には着替えが必要です。
季節にもよりますが、カバンの中身の衣類は、だいたいこんな感じです。
2泊3日で、今回は春秋くらいの季節感の荷物だと思ってください。
- 2日分の下着と靴下
- ズボン 1着
- カジュアルシャツ 2着(シアーシャツや白シャツなど)
少ないと思うかもしれませんが、旅立つ時に上下で服も着てますし、肌寒い時には、アウターも着てると思うので、カバンの中身としては、これくらいで十分です。
できれば、アウターは旅行をしている3日間、着回しできるものを1つ持っていくとよいでしょう。
そうすることで、荷物を軽くすることができます。
衣類は、ついつい「万が一汚してしまったらどうしよう」と余分に持って行きがちですが、万が一汚れてしまった場合は、観光地のユニクロやGUなどで、安く買ってしまうことも1つの手段です。
強気で、最小限の荷物をパッキングしてみましょう。
衣類を仕分けするケース
先ほど、持っていく着替えを紹介しましたが、ナイロン製の仕分けケースなどに入れておくと、本当に便利です。
仕分けケースがないと、着た服とまだ着てない服がバッグの中で、ごちゃごちゃになってしまいます。
しかし、仕分けケースを使うことで、バッグの中身を整理整頓することができます。
僕は、上の写真の無印良品の「ポリエステルたためる仕分けケース」を使っています。
100均でも似たようなものを買うことができますが、個人的にはあまりおすすめしません。
これは、100均で売られているものは、チャックの部分が非常に弱いことが理由です。
仕分けケースの中に服を入れると、パンパンになってしまうこともあるので、チャックの部分に負担がかかります。
そのような時、100均のケースでは、チャックの部分が破損してしまう可能性があります。
無印良品のものであれば、チャック部分の作りがしっかりしてるので、100均のものと比較すると、破損してしまうリスクが低いです。
サイズは、Sサイズだと中に入る容量が少ないので、Mサイズがおすすめです。
そのまま洗える衣類ケース
無印良品の「そのまま洗える衣類ケース」があれば、脱いだ服を上の写真のように入れることができるので、バッグの中を整理整頓することができます。
持っていく時は、折りたたんで下の写真のようにコンパクトに運ぶことができます。
また、疲れて旅行から帰った時も、このケースに入った衣類を、ケースごと洗濯機の中に放り込んでしまえば、そのまま洗えてしまうところも、おすすめしたいポイントです。
サイズは、しっかり入るLサイズを選ぶようにしましょう。
モバイルバッテリーなどガジェット関連
モバイルバッテリーなど、ガジェット関連のものは、このケースに入れています。
中身はこんな感じです。
- モバイルバッテリー
- 電源アダプタ(コンセント)
- スマホ充電用のケーブル
ちなみに僕のスマホは、iPhoneなので、アンドロイドを使用されている方だと、内容を変えないといけない部分もあるかもしれませんので、ご注意ください。
それぞれについて、簡単に説明します。
モバイルバッテリー
今は、旅行先で道を調べるにしても、お店を探すにしても、スマホを使うのが主流です。
ですので、旅先でスマホの充電がなくなってしまうことは、死活問題です。
他の人に頼ることができない一人旅では、モバイルバッテリーは必須です。
ちなみに僕は、ELECOMの 「5V/3A出力 モバイルバッテリー(10000mAh/15W/C×1+A×1)」というモバイルバッテリーを使用しています。
これを使用している理由としては、「スマートフォンを約3.3回充電可能な容量がある」、「急速充電が可能なモデル」ということがあげられます。
デメリットを上げるとするなら、値段が高いのと、重さが約230gと少し重たさを感じることです。
もしも荷物を軽くしたい場合は、”1回分だけ充電可能”なモバイルバッテリーなど容量が少ないものを選べば、もう少し安くなって、荷物を軽くすることができます。
しかし、1回分しか充電できないのは、個人的にリスクが高いと考えるので、3回以上充電できるモバイルバッテリーを使用しています。
モバイルバッテリーには、USB-A とUSB Type-Cの端子がついた10cmのケーブルが付属されています。
モバイルバッテリーの充電用のケーブルです。
電源アダプタ(コンセント)
ホテルなどで、充電する用に電源アダプタも必要になります。
自宅で使用しているものを持っていくのであれば、それでも良いですが、僕はカバンへの入れ忘れを防ぐために、旅行用のものをひとつ持ってます。
僕は、多摩電子工業のものを使っていて、使い勝手も悪くないので、上の写真のものをオススメしようと思ったのですが、ネットで調べたら現在は販売されていないようでした。
ですので、似たような規格で、「今自分が新しく買い変えるのであればこの電源アダプターを買いたい」というものを、おすすめしようと思います。
詳しい内容は、今回の記事では割愛しますが、選んだポイントは次のとおりです。
- PD対応(Power Delivery):早く充電できる機能
- 2ポート:差し込み口が2つある
- 2ポート使用時各ポート最大出力20Wくらい:ざっくりいうと、スマホ2台同時に充電できるくらいの出力
- 差し込み口(プラグ)が折りたためる:コンパクトになる
これらのポイントを押さえておくと、旅行中の充電で困ることが少なくなります。
というのも、僕が最初にアダプターを買って旅行に持っていったとき、出力が小さくて充電ができないトラブルがあったんですよね。
上のポイントを押さえていれば安心です。
では、先ほどのポイントを踏まえた上でどの充電器がおすすめかというと、タイプCのケーブルを使用する方であれば、こちらの「ELECOM(エレコム)の電源プラグ」がおすすめです。
タイプCとUSB-Aのケーブルどちらも使用される方であれば、こちらの電源プラグがおすすめです。
PD対応でプラグが折りたためるという条件も押さえていますし、2ポート同時に使用しているときも、それぞれのポートが20Wの以上の出力が可能なので、旅行中の充電で困ることも少ないと思います。
(※ノートパソコンを充電する時などは、できれば65Wくらい欲しいので、要注意)
ただ、どうしても最初に買わなければいけないものではないので、初期費用を抑えたいという方は、とりあえず自宅の充電器を持っていけばOKです。
スマホ充電用のケーブル
ここまで紹介した、モバイルバッテリーと電源アダプタは、type-cのケーブルを接続できるようになっています。
モバイルバッテリーは、USB-Aの接続も可能ですが、荷物を減らすために、個人的には、ケーブルはtype-cに合わせることをおすすめします。
iPhoneを使用している人であれば、片方がtype-c、もう片方がライトニング端子のケーブルを使用すればOKです。
iPhone以外の方は、それぞれのスマホの端子に合わせて購入してください。
歯ブラシや洗面用具
それでは、旅先に持っていく歯ブラシなどの洗面用具と、それらをケースを紹介しようと思います。
吊るして使える着脱ポーチ付きケース
洗面用具は、無印良品の「吊るして使える着脱ポーチ付きケース」に入れて持ち運んでいます。
大ヒット商品で、旅行好きならすでに持っている人も少なくないと思います。
洗面用具をひとまとめにして持ち運べるし、吊るせるというところが、旅先でめちゃくちゃありがたいです。
ビジネスホテルの洗面台で、物を置けるスペースが狭いなと思う時には、タオルハンガーなどに吊るすだけで快適感が全然違います。
歯磨きグッズ
上の写真が僕が持っている歯磨きグッズです。
- 歯ブラシと歯磨き粉のセット
- 歯間ブラシ
- 無印良品「携帯用シリコーンカップ」
歯間ブラシは、携帯して持ち運びしやすいものを選んでいます。
また、無印良品の「携帯用シリコーンカップ」は、ペタンコで持ち運びしやすく、実際に水を入れて口をゆすいだりする時には、下の写真のようにして使うことができます。
髭剃りとシェービングフォーム
旅行用の髭剃りとシェービングフォームも持参しています。
髭剃りは、ホテルに置いてあることがほとんどですが、あまり質が良いものではないので、カミソリ負けをしてしまいます。
5枚刃の髭剃りが、肌への負担も少なくておすすめです。
シェービングクリームも、トラベル用の小さいサイズがコンパクトでおすすめです。
スキンケアグッズ
僕は、30代を過ぎてからスキンケアをするようになったのですが、あまり興味がない人は、洗顔フォームと泡立てネットくらいを持っていけば十分だと思います。
しかし、僕は、ほんの少しでも若く見られたいのと、ホテルの部屋は乾燥しやすいなどの理由でスキンケアグッズを持って行ってます。
具体的には、次のとおりです。
- 洗顔フォーム
- 泡立てネット
- クレンジングオイル
- 化粧水
- フェイスパック
- 美容液
- 保湿パック
一覧を見ると、多く感じるかもしれませんが、小分けにして持っていくので、そんなに邪魔にはなりません。
先ほどの写真の洗顔フォームなどと、下の写真のクレンジングオイルなどを足したものになります。
スキンケアは、さっぱりして気持ちいいので、男性の方にもおすすめですよ。
折り畳み傘
旅行には、折り畳み傘があった方が良いです。
普通の傘でも良いのですが、長い傘は、雨が止んだ時に持ち歩くのが結構ストレスになったりします。
僕は、雨傘にも、日傘にも使える、晴雨兼用の傘を使っています。
というのも、旅行では行列に並ぶことがしばしばあり、日差しが強いと体力を消耗してしまうので、体感温度を下げるため、日傘は持っておいた方が良いと思います。
日傘の機能も兼ね備えた傘が、絶対おすすめ。
旅行中は、リュックの横の部分に収納して、持ち運んでいます。
僕は、メンズ向けの晴雨兼用折り畳み傘の「Wpc. IZA(ダブリューピーシー イザ)」というシリーズの折り畳み傘を愛用しています。
ワンタッチで自動開閉できるモデルがおすすめです。
こちらの記事でも紹介しています。
リュックのカバー
リュックの雨よけのカバーです。
こちらも、折り畳み傘と同様に雨対策で必要なものです。
折りたたむんで、収納するとこんな感じです。
傘だけでは、雨を防ぎきれず、リュックがずぶ濡れになってしまうので、リュックを買うのであれば、カバーはセットで買うようにしましょう。
正直自分の使っているレインカバーの、反射板の部分がダサくて気に入っていないので、こちらのカバーの方がシンプルなデザインでおすすめです。
文庫本など、コンパクトで暇つぶしになるもの
これは、あってもなくても良いのですが、文庫本などコンパクトで暇つぶしになるものを持っておくことをおすすめします。
一番の理由としては、旅行先でご飯を食べたり、何かの展覧会に行くときなどに、行列に並ばなければいけないことが、しばしばあるからです。
スマホで暇つぶししても良いのですが、僕の場合は、旅行中はスマホの充電をむやみに減らしたくないのと、スマホの容量を20ギガで契約しているので、Wi-Fi環境以外で、あまりスマホを使いたくないと考えています。
文庫本でなくても、漫画などでも良いかもしれません。
まとめ
今回は、僕が一人旅に行くときに実際に持っていっている荷物を紹介させていただきました。
ざっくりまとめると、一人旅での持ち物は以下の通りです。
- メインバッグ(リュックがおすすめ)
- サブバック
- 衣類(ケースに入れる)
- そのまま洗える衣類ケース(着た後の服を入れる用)
- モバイルバッテリーなど
- 歯ブラシや洗面用具
- 折り畳み傘(晴雨兼用)
- リュックのカバー
- 文庫本など、コンパクトで暇つぶしになるもの
ただし、これが正解というわけではなく、実際に旅に出てみて、自分がいるもの、いらないものを取捨選択してブラッシュアップするのも旅の醍醐味です。
今回の記事を参考にしながら、自分だけの素敵なパッキングをしてもらえたらと思います。