今回は、僕がソロキャンプの時のフライパンとして、長年愛用している「極SONS COCOpan(ココパン)モーニング 21cm」を紹介したいと思います。
COCOpanモーニングは、肉を焼いて、テーブルに置くだけでも無骨でかっこいいし、目玉焼きとベーコンを焼くだけでも結構おしゃれに見えるので、かなりお気に入りのキャンプグッズです。
この記事では、COCOpanモーニングは、どんなフライパンなのかに加えて、実際に使ってみて気に入っている点と、イマイチだと感じる点についても解説します。
COCOpanとは?
COCOpanは、株式会社ここと、国産の鉄フライパンメーカー「リバーライト社」のコラボレーションによって誕生した鉄フライパンです。
COCOpanは、ベーシックやプレミアなど、様々な種類やシリーズがあります。
そのシリーズの中でも、今回紹介する「モーニング」は、底が浅めで、比較的軽量なタイプの鉄フライパンです。
このフライパンで、目玉焼きやベーコンを焼いて、そのまま朝食に出せるというコンセプトで作られたものなので、モーニングという名前がついています。
ちなみに、COCOpanの詳細な情報は、下記の通りです。
- 直径:21cm
- 底面:14.5cm
- 高さ:2.3cm
- 底の厚さ:1.6mm
- 重量:450g
- 素材:本体/鉄
また、持ち手(ハンドル)は、別売りなので、注意が必要です。
COCOpanでの調理例
本題に入る前に、イメージがしやすいように、僕がCOCOpanを使って調理した物を、写真でいくつか紹介したいと思います。
目玉焼きとベーコン
目玉焼きとベーコン焼いただけで、この写真映えの仕方はすごいですよね。
このビジュアルの良さも、COCOpanモーニングの魅力。
ステーキ
こちらは、お肉を焼いただけ。
焚き火台と合わさることで、このような無骨な表情も見せてくれます。
ガパオライス
こちらは、タイ旅行に行った時のインゲンが入ったガパオライスを再現するために作ったもの。
我ながら、美味しくできました。
瓦そば
こちらは、瓦そば。
作るのに多少手間はかかりましたが、夏にさっぱりとしたものが食べれたので、大満足。
COCOpanモーニングの魅力と気に入っている点
それでは、ここから本題です。
僕がCOCOpanモーニングを長年愛用してきて感じた、気に入っている点や魅力について紹介したいと思います。
鉄フライパンなので、焼くのが得意
そもそも、このフライパンをなぜ買ったかというと、アウトドア用の鉄フライパンが欲しかったからです。
鉄は熱伝導(熱の伝わりやすさ)が優れており、食材に均一に熱を伝えることができるため、焼きムラができにくいという特徴があります。
このことから、鉄フライパンは、ステーキや炒め物などの料理と、相性が良い調理器具ということが言えます。
ちなみに、飯盒(はんごう)や、メスティンなどは、アルミ製で軽いため、キャンプなどでよく使われますが、熱伝導が高すぎて、食材の中心に熱が伝わる前に、食材の表面が焼けてしまうため、焼き物・炒め物にはあまり向いていません。
小難しい説明になってしまいましたが、ざっくりと、アルミ製のクッカーは、じっくり焼くのに向いていないということだけ知っておけば大丈夫です。
アルミ製のクッカーも茹でたり、炊いたりは得意なのですが、焼くということに関しては、鉄フライパンの方がかなり得意と思っていただいて良いでしょう。
鉄フライパンのデメリットが解消されている(メンテナンスしやすい)
一般的に鉄フライパンは、錆びやすさと、焦げ付きやすいことが弱点と言われています。
しかし、COCOpanは、窒化加工という加工が施されており、このデメリットを解消してくれています。
窒化加工は、鉄板の表面に「窒化鉄層+酸化鉄層」を形成させることで、サビにくく、コゲ付きにくくする加工です。
例えば、スキレットを使ったことがある人であればわかると思うのですが、鉄でできているので、空焼きをしたり、使用後にシーズニングというメンテナンスが必要であったり、錆びないためのメンテナンスがかなりめんどくさいです。
それに対して、COCOpanも同じ鉄製の調理器具ではあるのですが、そのようなめんどくさいメンテナンスは、ほとんど必要なく、長年使っていますが、錆びたことは一度もありません。
メーカーは、およそ30年の耐久性があると言っているので、耐久性に関してもかなりの自信があるようです!
収納しやすい&持ち運びしやすい
COCOpanのフライパンとしての最大の特徴は、「フライパンなのに取っ手がないこと」だと思います。
キャンプなどのアウトドアの場合は、持ち運びのことも考えないといけないのですが、COCOpanモーニングには取っ手がなく、他の種類よりも平べったいので、バックパックなどへの収納もしやすいです。
また、アルミ製のクッカーほど軽くはありませんが、鉄フライパンでありながら、450gの軽さなので、持ち運びのストレスも比較的少ないと思います。
黒いお皿で料理が映える
近年は、キャンプの写真をSNSにアップするということも増えたので、見栄えも意識したいところだと思うのですが、黒いお皿は、結構料理が写真映えします。
赤いパプリカを、白いお皿と、COCOpanモーニングに乗せてみました。
次の写真を見比べてみてください。
明らかに黒いお皿に乗ったパプリカの方が、写真映えしていると思います。
このように、写真映えするという点においても、COCOpanモーニングはおすすめです。
幅広い熱源に対応しているので、自宅でも使える
COCOpanモーニングが、炭や焚き火での使用が可能なのはもちろんなのですが、電子レンジを除く全ての熱源に対応しています。
例えば、以下のようなものです。
- 魚焼きグリル
- トースター
- オーブン
- ガスコンロ
- IH
このように、さまざまな調理方法で使えます。
ですので、「ちょっと安めのステーキでも買って、家で焼いて食べたいなー」と思った時など、自宅の調理でも結構使ってます。
COCOpanモーニングのイマイチな点
それでは、COCOpanモーニングのイマイチな点や、デメリットを紹介したいと思います。
深さがない
COCOpanモーニングは、他の種類のものと比べると、深さが浅く、調理がしにくいものもあります。
例えば、他の深型のフライパンと比べると、煮る・蒸すなどの調理はしづらいと感じます。
COCOpanモーニングを使用する際は、焼く・炒めるという調理専用のものと割り切った方が良いでしょう。
最初、値段が高いと感じた
このCOCOpanモーニングは、6000円以上するので、購入する時は正直、「えっ、めっちゃ高い」と感じてしまいました。
今はもう散々使い込んで来たので、その元は取ったと思うのですが、キャンプ用品の調理器具で、6000円を超えるのは高いと感じてしまうのは無理もありません。
しかし、なぜこの鉄フライパンを買ったかというと、メーカーが「耐久性が高く、耐久年数は30年」と謳っているからです。
実際に何年か使ってみて、一度も不具合を起こしたことはありませんし、鉄フライパンなのにメンテナンスしやすいというメリットもあり、買ってよかったと感じています。
油ならしと油返しが必要
COCOpanは、他の鉄フライパンと比べると、格段にメンテナンスが楽なのですが、最初に使う前の油ならしと、毎回使用する前に油返しが必要です。
ざっくりいうと、フライパンを温めて、油を馴染ませるだけなので、そこまで面倒ではないのですが、一応それぞれの手順を紹介しておきます。
油ならしの手順(初めて使う時)
- 油をCOCOpanに入れて、弱火で5分ほど熱する
- 火を止めて、油をオイルポットなどの容器に戻す
(底が浅いので、キッチンペーパーで回収してもOK) - キッチンペーパーなどで、鍋の内側に残っている油を拭きとる
油返し(使用する前)
- COCOpanを中火で充分温める
- 油をたっぷり入れ、フライパンに油をなじませる
- 油が熱くなり、フライパンに充分なじんだら、油をオイルポットなどに戻す。
(底が浅いので、キッチンペーパーで回収してもOK) - 調理開始
正直、油ならしは、買ったばかりでテンションが上がってしっかりやったのですが、油返しはそんなに頻繁には行っておらず、普通の料理程度に油を引くくらいで使ってます。
それでも、めちゃくちゃ焦げついたりということも今のところありません。
COCOpanモーニングは、どんな人におすすめ?
この記事で紹介したCOCOpanモーニングは、そんなに大量の料理は作れないので、ソロキャンプやカップルでのキャンプを考えている人におすすめです。
特に、ソロキャンプで焚き火調理をする人におすすめで、焚き火台との相性も抜群です。
ちなみに上の写真で使っている焚き火台は、ベルモントの「TABI」という焚き火台で、こちらも軽量かつカッコいいという理由でかなりのお気に入りです。
自分のお気に入りのキャンブグッズを集めて、たのしいキャンプ時間を過ごしましょう。